日本共産党横浜市議団は、毎年夏、市内の業界団体や福祉団体と市政要望についての懇談を行い、来年度の予算要望の参考にしています。今年も、13日の横浜市医師会を皮切りに懇談を開始しました。
<横浜市医師会>休日急患診療所 建て替え早急に
休日急患診療所は、建築から30年以上経過したところが多く、老朽化が進み、耐震性に問題がある建物も多くなっています(表参照)。加えて、駐車場や、感染症対策、バリアフリー対応、プライバシー保護など、建設当時には考えられなかった今日的な問題も深刻になっています。
横浜市医師会は横浜市の委託を受けて休日急患診療所の運営を行っていますが、2007年に横浜市と建替等補助について合意し、2009年度に中区の診療所の工事が始まりました。ところが、今年度は港南区の建替予定でしたが、財政が厳しいとの理由で、予算は見送られました。
党市議団との懇談で、医師会は、「市は約束を守ってほしい。今後の他区の建て替え計画を先送りにされたら困る」と述べました。
かわじ民夫議員は旭区診療所の雨漏り跡などを見学した経験を語り、「財政厳しくても命に代えられない。早急に建て替えを進めるべきだ」と応じました。
<県保険医協会>訪問診療に駐車場の壁
神奈川県保険医協会の宮川康一横浜支部長は、訪問診療をする際に駐車場を確保するのが大変な実態に触れ、「市営住宅内の現在空いている駐車場に、医療・介護のスペースを設けてほしい。特に、重い機材を必要とする歯科医師は、駐車場が近くにないと訪問診療にいけない」と要望しました。
大貫憲夫議員は、「訪問診療は利用者にとって非常に助かる。すぐ対応したい」と約束。早速翌日に、かわじ議員と一緒に改善を住宅管理課に要請。担当課長は、この問題は承知しており、対応を検討中と答えました。
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