いまこそ中学校給食実施にむけて調査・検討を
16日に行われた横浜市議会で、日本共産党の白井まさ子議員は、中学校給食の実施、自由社版中学校歴史教科書、神奈川東部方面線について、質問しました。
中学校給食を望む声は大きく、毎年多くの署名とともに請願が提出されています。全国の公立中学校の80.9%で給食が行われており、未実施だった自治体でもここ数年実施に踏み切る所が増えています。大阪市では、給食検討会議を立ち上げ、自校調理方式、給食センター方式、親子方式、デリバリー方式の費用を試算し、他都市の視察、関係者へのアンケート調査などを行って、昨年給食実施を決定しました。
白井議員は、大阪市の例をあげ、「全国的には、財政難ではあっても、多様な方法で工夫しながらの実施がひろがっている。本市でも、中学校給食実施に向けて調査委員会を立ち上げ、実施形態等を具体的に検討すべき時期」として、市長の決意をただしました。
これに対して林市長は、「食育の観点や本市の厳しい財政状況を踏まえ、様々な視点から慎重に考える必要があると思う」との答弁にとどまりました。
今年から8区で使われるようになった「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版中学校歴史教科書に関して、「つくる会」以外の教科書は自虐的か、村山談話と太平洋戦争への認識、国際都市として「つくる会」の教科書使用は国際都市横浜にマイナスに作用しないかについて、市長の認識を質問しました。
林市長は、文部科学大臣検定済みの教科書は適切なものであり、村山談話は戦後50年目の終戦記念日にあたって出されたもので、その考え方はその後の内閣に引き継がれている、我が国が責任ある国際社会の一員として、国際協調を促進し、平和の理念と民主主義を大切にしていかなければならないと考えているなどと答えました。
質問と答弁については、こちらをごらんください。