燃やすごみ、夏場の週3回回収を守れ
~燃やすごみの収集回数見直しについて、日本共産党市議団が市長に申し入れ~
日本共産党横浜市議団は4日、夏場の燃やすごみの収集回数を週3回から2回に削減しないよう林文子市長あてに申し入れを行いました。
横浜市は、2008年度から燃やすごみの収集回数を週3回から2回に削減しましたが、暫定的な措置として、夏場の7、8月は週3回収集していました。これは、夏場の生ごみから発生する悪臭等の対策を求めた市民要望に応えたものです。
ところが、「実施後2年が経過し、週2回収集が市民の皆さまに定着してきたこと、また、この期間排出機会が増えることで、ごみ量が増加する傾向が見られることや、週2回収集に切り替わる9月に誤ったごみの排出が見られ、近隣にご迷惑をかける状況等もあった」(市のお知らせより)という状況を踏まえ、今年度から年間を通じて週2回収集に変更します。
市民から寄せられた「収集回数を減らす計画を10人中9人は知りません。夏場の腐敗・悪臭対策として市民サービスは維持してほしい」(自治会役員)という声に代表されるように、多くの市民が収集回数が減ることを知らず、知った市民からは夏場の3回収集を継続するよう望む声が圧倒的です。
早渕資源循環局長は、「市には賛否両論の意見が寄せられている。がんばってごみの減量に努めてきた結果が市民サービスの低下なのかと言われるのが一番つらい。生ごみだけではなく、紙おむつの処理に困っている声も聞いている。夏場を乗り切る工夫も考えていきたい」としながらも、「6月に地域に入って一生懸命市民に説明していくので、ご理解をいただきたい」と述べるにとどまりました。
日本共産党の中島文雄議員は、「来月から実施だというのに今だ知らない人も多い。アンケート調査を行い、市民の納得を得た上で、回数を決めるなり収集方法を工夫したりして、市民サービスの低下にならないようにすべきです。今年度からの拙速な収集回数の減少は見直してほしい」と述べました。
夏場の「燃やすごみ(生ごみ)」収集回数見直しに関わる申し入れ内容
1.「燃やすごみ(生ごみ)の収集回数の見直し」にあたっては、「アンケート調査」等を行い市民の意向を把握すること。
2.「アンケート調査」の結果等を参考に、改めて「見直し」を検討すること。合わせて、今年度からの拙速な夏場の収集回数削減を取り止めること。
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「こんにちは横浜市議団です」2010年6月09日(PDF版)