12月9日(金)、日本共産党横浜市議団(9人)は、4日に横浜開港記念会館で開かれた、横浜市主催の「IR(統合型リゾート)の実現に向けて」の市民説明会において、市民の不安や疑問にまともに答えず、民主主義とは相いれない一方的な運営がされたことに抗議し、今後行われる17区の説明会に向けて、改善を行うよう緊急要請を行いました。横浜市IR推進室の稲富隆仁担当課長ら2人が対応しました。
市民説明会の様子は、マスコミ各社の報道でも、林市長の実績宣伝と、横浜市の現状説明に大半を費やし、短い質問時間と、質問にまともに答えない姿が批判的に取り上げられています。
要請項目は下記の8つです。
1、一方的な市長の資料説明に大半の時間を使うのではなく、市民からの質問に市長が直接答える、直接対話する時間を多くする運営に変えること。その対話に必要な時間を確保するために閉会時間を延ばすなど柔軟な運営とすること。
2、司会者が必要以上にその場を仕切らないこと。
3、市長は、会場の市民からの質問について、質問の真意をくみ取り真摯に回答すること。
4、質問用紙で提出された質問には、その場で答えた質問も含めて、質問全てをホームページで回答すること。また、会場参加者の持参した質問も同様に取り扱い、回答すること。回答は説明会ごとに速やかに行うこと。
5、配布資料について、誤解を生む表現や根拠を示していない数字を示して市民に誤った認識を与える記述は訂正すること。
6、説明資料に市民から寄せられているカジノについてギャンブル依存症、街壊し、地域経済衰微など様々な不安、心配の声とそれに対する市の見解を記載すること。
7、会場に空きがあるのであれば、予約をしていない方でも入場を認めること。
8、会場入り口から市職員等が多数配置され、大層物々しく、市民が緊張して入場する事態であったので、市民が安心して参加できるよう対応すること。
稲富担当課長は、来週月曜には神奈川区の説明会が迫っており、準備に追われているが、いただいたご意見などは真摯に受け止め、内部で検討確認し回答していきたいと応えました。
要請文の全文はこちらからご覧いただけます。
【回答】
12月26日にIR推進課より回答が届きました。