4月25日(木)、日本共産党横浜市議団(9人)は、林文子横浜市長宛てに「米艦船の市内造船所における「整備」中止と情報の市民公開を求める申し入れ」を緊急に行いました。市政策局基地担当理事の松村氏ら3人が対応しました。
4月19日、横浜市は、市議会基地対策特別委員会の委員に対し、防衛省南関東防衛局から「中区の民間施設に整備のため米艦船が着岸した」との連絡があったと報告しました。
その後の報道では、米艦船は、横須賀基地(横須賀市)に配備されている米イージス駆逐艦「ミリウス」であり、今回の整備は米艦船の修理や改修を行う施設を米軍基地外に広げる新たな取り組みの一環であること、民間施設は三菱重工業の横浜製作所本牧工場であることが明らかにされています。
申し入れに応じた基地担当理事は、国側から、整備内容について、ペンキの塗り替えや断熱材、シャワーの修理などが例示されたが、具体的名説明はなく、「市民生活の安心・安全を脅かすものではない」と聞いたと説明。報道で初めて知った内容もあり、国に詳細を問い合わせていると話しました。
党市議団は、米艦船には異質な危険があると指摘。あらき由美子団長は「今回の整備は、米軍による民間施設の軍事施設化に他ならず、市内に新たな基地機能を広げることになる。中止を求めて抗議してほしい」と主張しました。
(しんぶん赤旗4月26日より)
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