9月3日、日本共産党横浜市会議員団を代表して、あらき 由美子団長、古谷 やすひこ副団長、北谷まり議員は横浜市内唯一の夜間中学校である南区の蒔田中学校を視察し、木藤 肇校長等と懇談を行ないました。
約8割の生徒が外国籍
蒔田中学校の夜間学級の年代は10代から70代までで最高齢は76歳の元左官職人の男性です。全生徒39人、約8割の31人が外国籍の生徒です。主にアジア圏ですが最近は南米の生徒も入学して来て、言葉のやり取りに苦労されているそうです。
生徒の大半は、市内在住者で(在勤含む)市内14区から通っています。多くは親の仕事を手伝ったりビジネスホテル等で働きながら通学しています。外国籍の生徒が多いので、「学び直し」というより「基礎的な学習」が主になっているのが実態とのことでした。
懇談の中で議員からは、「学ぶ機会に年齢は関係ないことが、よくわかった」「先生方の授業・生徒に対する姿勢・構えの強さがとても感じられた」「進学の実態は」「健診などはどうなっているのか」などの声が出ました。
校長や教育委員会の担当者は、「市と学校が連携し様々な課題に対してコミュニケーションを取ることを重視し、取り組んでいる」「行事などは昼と夜間の生徒達がいっしょに取り組んで、交流も生まれている」「進学の多くは定時制という実態だが、中には努力し全日制に行く生徒もいる」「健診は毎年行っているが外国からの生徒は歯がひどい状態」「健診が通院開始のきっかけとなっている」などと述べました。