市民財産である山下ふ頭の再開発計画はMICE施設やカジノ前提ではなく白紙撤回を
10月13日、2016年度決算特別委員会の港湾局審査で古谷 やすひこ議員(鶴見区選出)が山下ふ頭再開発について、再開発後の山下ふ頭も公の役割を果たすべき、MICE施設の需要の根拠、現在移転に同意していない事業者の理由、魅力的なにぎわいをつくろうという本市の計画と米軍基地の存在は両立しない、などの点について質問しました。
古谷議員は、山下ふ頭基本計画にはMICEを設置する計画があり、みなとみらい地域も含めると3つのMICE施設ができ、それらの利益確保のために集客の目玉としてカジノを含むIRの誘致が前提と考えられると指摘し、山下ふ頭の開発基本計画の白紙撤回を求めました。
また、ハーバーリゾートの形成を目指す中で、米軍基地であるノース・ドックの存在は、近年軍事訓練や米軍船の入港も増えているのでふさわしくなく、引き続きノース・ドックの返還交渉を国に強く求めていくべきと述べました。
平原副市長は「(カジノ誘致は)不安要素をきちっと国の責任において払拭するということがない限り、全く白紙状態ということは、市長の発言の通りでございます」
「横浜港の一番いい所にノース・ドックあるわけで、今後の臨海部の開発も見据えながら粘り強く引き続き国に働きかけていきたい」と述べました。