2009年6月29日
横浜市長 中田 宏 様
日本共産党横浜市会議員団 団 長 大 貫 憲 夫
Y150の一環として海上自衛隊の護衛艦「しらゆき」が7月3日~6日の4日間、新港ふ頭で一般公開されます。同艦は、Y150の開幕時にも一般公開されています。
開幕時の一般公開の際、甲板には、ソマリア沖を航行する船長からの自衛艦のソマリア沖への派遣を感謝する「手紙」を掲示し、世論誘導に利用、模擬弾の展示もありました。150周年記念事業協会発行のチラシによると同艦は、ヘリコプター搭載可能で対空・対艦装備も充実した多様な海上活動にできる汎用型護衛艦です。同チラシによると、9月にも自衛隊艦船の一般公開が予定されています。
海賊対策を口実とした自衛隊のソマリア沖への派兵強行や、北朝鮮問題での基地攻撃論など過剰とも思われる軍事的対応など、平和憲法を踏みにじり、戦争への備えが目立っているこの時期に、横浜港での軍艦の一般公開はY150そのものに水をさすものであり、容認できるものではありません。
横浜港の将来展望は、アジア諸国との貿易、交流の発展が大きく影響しています。アジア諸国との平和的な関係前進の障害となる横浜港の軍事利用は避けるべきです。
開港記念日でのブルーインパルスの飛行についても、記念日にふさわしくないとの声が市民から寄せられています。開幕時の護衛艦「しらゆき」の一般公開に強く抗議し、Y150を成功させる立場から、横浜港の将来を確かにするために、以下の通り申し入れるものです。
記
1.Y150の一環としての自衛隊の市民むけ宣伝に他ならない自衛隊艦船の一般公開計画は、中止すること。