横浜市シルバー人材センターで偽装請負か
2014年度決算特別委員会経済局の審議で、大貫憲夫議員は、シルバー人材センターにおける偽装請負の問題について、質問しました。
シルバー人材センターは、働く意欲のある高齢者が会員として登録し、センターが発注者から請負または委任により引き受けた仕事を会員に提供し、会員がその仕事を行うという仕組みになっています。シルバー人材センターは全国にありますが、横浜市シルバー人材センターは、横浜市の外郭団体となっています。
大貫議員のところに、シルバー人材センターの会員として8年間、緑区の長坂谷公園で指定管理者のもとで働き、今年3月に突然雇い止めになった方から、シルバー人材センターの偽装請負の問題があるのではないかと相談がありました。
大貫議員が調べたところ、今年7月に国の機関である神奈川労働局からシルバー人材センターに指導票が出されており、会員である作業者が業務の遂行に関して発注者から作業指示を受けていると判断される場合があることや、発注者が作業者に業時間や時間外作業の指示や管理行った場合には労働者派遣と判断される場合があることなどが指摘され、改善するよう指導されました。
大貫議員は、雇用関係にない発注者である公園の指定管理者がシルバー人材センターの会員に、指揮命令が出されていた疑いがあることから、偽装請負そのものだと指摘。横浜市の外郭団体であるシルバー人材センターが偽装請負を行っていたことを認めた上で、適正に改善指導するべきではないかと、ただしました。
経済局長は、違法状態の偽装請負ではなくて、改善措置が必要だということで指摘を受けており、この指摘を真摯に受け止めて改善に向けて指導していきたいと述べました。
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