横浜ノース・ドックが返還されれば、どんなに素晴らしいまちづくりができるか
3月9日の政策局審査で、みわ智恵美議員(港南区選出)は、パスポート発給事務の県からの権限移譲、男女共同参画社会の実現に向けて非正規で働くシングルマザーの支援強化、横浜ノース・ドックの早期返還の取り組みについて質問しました。
横浜ノース・ドックは、横浜港の中心部という重要な場所にあるにもかかわらず、戦後から今日まで70年以上も米軍が使用し続けています。昨年は、3回にわたり米陸軍と陸上自衛隊が共同で防災訓練や実動訓練を実施するなど、あたかも訓練施設であるかのような使用実態が見られます。(横浜ノース・ドックは輸送などを主な任務とする港湾施設)
横浜市は、戦後一貫して市内米軍施設の全面返還を市是として掲げ、近年では深谷通信所や上瀬谷通信施設をはじめとする返還が実現しています。しかし、この横浜ノース・ドックについては、いまだに返還方針すら示されていません。引き続き都心部のまちづくりの面で大きな制約を受けています。
みわ議員は、ここが返還されれば、どんなに素晴らしいまちづくり、港づくりがすすめられていくでしょうかと述べ、横浜ノース・ドックの早期返還と、繰り返される軍事訓練の中止を強く求め、市是を貫く姿勢を示すべきだと主張しました。
渡辺副市長は、「今後とも早期の基地返還と合わせて、返還されるまでの間の市民の安全を守るという立場から、強く申し入れを続けていく」と答弁しました。