市民生活の安心・安全に目を向けた中期計画に
横浜市定例議会開会 岩崎議員が議案関連質問
横浜市議会第4回議会が11月28日開会し、同日市長提出議案に対する議案関連質問が行われました。日本共産党を代表して岩崎ひろし議員が登壇し、横浜市中期4か年計画(原案)、第2期横浜市教育振興基本計画、および教育委員会制度の改訂に係る議案に関連して、質問しました。
失敗した成長戦略に頼りきった中期計画
今議会に提案された横浜市中期4か年計画(原案)は、林市長が素案発表の記者会見で「安倍総理が新しい経済政策を推進なさってきて、私としては大変評価できる」等と述べていることからも明らかなように、安倍政権の成長戦略に沿って横浜で具体化した内容です。
岩崎議員は、「失敗が明らかな成長戦略に頼りきった中期計画では、横浜の展望は開けません。中期計画は抜本的に見直し、提案し直すべきだ」と述べました。
具体的には、企業支援やハード整備偏重ではなく、「横浜市基本構想(長期ビジョン)」に基づいて市民生活に視点を向けた都市像を目指すこと、臨海部の都市基盤整備ではなく、人口減少・高齢化社会を見据えた基盤整備に力点をおくなどを求めました。
市長は、都市の活力をつくり出す人への支援や、まちづくりの視点を踏まえた未来のまちづくり戦略を示しており、少子高齢化の進展や都市インフラの老朽化などの横浜を取り巻く環境の変化に伴う課題は、十分に認識していると答えました。
35人学級の拡充、中学校給食を教育計画に
第2期横浜市教育振興基本計画は横浜教育ビジョンの実現に向けたものです。
岩崎議員は、文部科学省も推進している35人学級の拡充、中学校給食の実施を計画に盛り込むべきだと主張しました。
岡田教育長は、35人学級については国、県、政令市等の動向を踏まえての検討となる、中学校給食については設置者が決めるものであり、家庭弁当を基本として配達弁当や業者弁当との選択制とする横浜らしい昼食を目指したいと答えました。
岩崎議員の議案関連質問およびそれに対する討論は、こちらをご覧ください。
議会日程のお知らせ
(議員名は日本共産党横浜市議団の発言予定者)
12月3日(水)午前10時 本会議:一般質問(大貫憲夫議員)
12月16日(火)午前10時 基本計画特別委員会(質疑:古谷やすひこ議員)
12月25日(木)午後2時 基本計画特別委員会採決
12月26日(金)午前10時 本会議:議案議決(討論:あらき由美子議員)
みなさまの傍聴をおまちしております。
インターネット中継(生・録画)もご覧ください。
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「こんにちは横浜市議団です」2014年12月3日(PDF版)