大規模事業偏重から市民のくらし最優先の予算構造に改めよ
財政局審査で、岩崎ひろし議員は、財政のあり方と債権回収について質問しました。
岩崎議員は、高速道路偏重、生活道路予算軽視の道路費、市庁舎建設や高速横浜環状道路の整備などの大規模事業をオリンピックに間に合わせようとしていることを例にあげて、横浜市の予算編成は大変いびつであり、このままでは市民の暮らし、福祉、安全にかかわる民生費、教育費、衛生費、防災対策費などが大きな圧力を受けることになると、指摘しました。
また岩崎議員は、今年度から4か年の中期計画はつじつま合わせの代物であり、施設等整備費が毎年2,000億円で計8,000億円、歳入が市債を1,000億円上乗せして計6,000億円、不足額が760億円と見込んでいるが、これでは市民は理解してくれないと述べました。
さらに岩崎議員は、市庁舎整備の中止で616億円、高速道路の見直しで数百億円を減額すれば、計画のバランスが取れると、提案しました。
財政局長は、厳しい財政状況の中であっても投資すべきところには投資し、横浜の将来の姿を見据えつつ、市民と市内の事業者が求める施策を推進していくと、繰り返し述べました。
市税などの滞納者に対して、岩崎議員は、滞納者の生活実態に思いを寄せて、初期対応に力を集中して丁寧な対応をするよう、求めました。
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