ヨコハマ3R夢プラン第1期推進計画で家庭系ごみ・資源化量は目標達成
大貫議員:おはようございます。共産党の大貫です。ヨコハマ3R夢(スリム)プランについて質問したいと思うんですけど、第1期が終わって第2期になるんですけども、まず第1期の総括ですね、伺います。
大熊資源循環局長:よろしくお願いします。3R夢プランの総括でございますけれども、ヨコハマ3R夢プランの目標のひとつでございますごみと資源の総量削減につきましては、21年度比3%削減という第1期推進計画の目標に対しまして、25年度上半期の実績では家庭系のごみ量、資源化量、ならびに事業系のごみ量につきましては、目標の3%を上回る削減となっている一方で、事業系の資源化量は増加をしていることから、総量全体では2.1%の減ということになってございます。3R夢プランでは、分別リサイクルに加えまして、環境に最も優しいリデュースの取り組みを進めていくものですので、浸透には時間を要するものと考えておりますけれども、自治会町内会や環境事業推進員の方のお力をお借りしながら、説明会を行ってきたことなどによりまして、市民、事業者のみなさまに3R行動が一定程度浸透してきているものと考えますけれども、より一層の取り組みが必要と考えてございます。
大貫議員:3Rって大変大事なもので、私もこれはかなり大変な横浜市全体の仕事にしていかなきゃいけないと思っているんですけどね、今お話になったように、足引っ張っているっていったらおかしいけども、マイナスの部分でいえば、事業系のごみだって、事業系だっていうふうにおっしゃっていましたよね。それで、私、やっぱりまず隗より始めよじゃないんですが、市庁舎のごみゼロ作戦が展開されているというふうに聞いているんですけど、その中身について説明して下さい。
大熊資源循環局長:横浜市役所自らが率先をしてごみの発生抑制と分別に取り組みまして、本市施設から排出されるごみの減量・リサイクルを推進しているというものでございます。これは、各職場から選出されましたごみゼロ推進員という推進員を中心に、ごみの分別等につきまして自主点検を行いまして、取り組み目標を設定して、3R行動を推進しているというものでございます。また、同一地域内にございます本市施設を巡回しまして、ごみや資源物を収集するルート回収を実施をいたしまして、分別ルールの浸透や環境負荷等ごみ処理のコストの削減を図っていくというところでございます。
大貫議員:3Rのきもというのはリデュースですよね。そういった点で、市庁舎の3Rのリデュースを具体的に進めていくために、やはりなんかこう、かなりいろんなことで対応されていると思うんですけども、具体的に各局に対してこうしてくれというような指示は出しているんですか。
大熊資源循環局長:3R推進課の方で、Yキャンなどを利用しまして、それぞれの分別の品目別にこうやってくれですとか、そういうところは逐次みなさんの方にお知らせをしています。
大貫議員:事業系のごみ、事業系の3Rっていうのは、ようするに事業系の業者のみなさんだとか企業のみなさんにも、このスタイルを変えさせてもらわないと、これ成功しないわけですよね。市民に対する生活スタイルの変更と同時にですね。事業系のその営業の中で、スタイル変更させるっていうことは、かなりその営業成績にもかかわってくることなんで、大変なことだと思うんですよね。
リデュースの立場で「はまっこどうしThe Water」のペットボトルをやめよ
大貫議員:市庁舎でいえばね、私、やっぱり心配しているのはね、水の問題ですね。水のペットボトル。道志川のペットボトル。これね、やっぱりリデュースの立場でいうとね、ペットボトルそのものをもうこれ廃止しなきゃいけない時期じゃないかなあと。だから、そうしないと市庁舎でも企業に対して、やっぱり横浜市としてやっているこういったそのリデュースの立場から、ペットボトル、これはやっぱり廃止するという、そういうメッセージが必要だと思うんですけど、いかがですかね。
大熊資源循環局長:水道局の方でも、たくさんお使いいただくために、ペットボトルだけではなくて大きなものを利用するですとか、さまざまなリデュースに向けての努力はされていると思います。また一方では、やはり利用しやすさですとか、あるいはその保管、あるいは災害のために使うということで、そのための機能も有しているということもございますので、そのへんは調和を取りながらやっていく必要があるのかなと思っております。
大貫議員:これを局長に聞いても悪いから、副市長に聞きたいんですけど、前、かねがねね、道志川の、道志の水のペットボトルというのは、これはもう庁内だとかあんまりかなりその市場には出回ってないというふうにだんだんなってきているわけですよね。マイナスになってきている。実際にこのペットボトルがやはり問題だということをいわれているわけですから、やっぱり同時に道志川の缶についてはかなりの保存性があるんだけれども、このペットボトルについては横浜市からこれもういよいよ廃止して、横浜市としてもこのいわゆる3Rの率先の意味を含めて、このペットボトル廃止させるべきだと思うんですけど、いかがですかね。
鈴木伸哉副市長:ただいま局長からも答弁いたしましたけれども、やはり一方で利便性の問題とか、そういうこともございますし、現時点ではですね、私どもペットボトルについては、道志の問題も含めて、これは分別をきちっとやるという中で、今、施策展開をしているところでございますので、現時点においてはその施策をしっかりと進めていきたいというように考えています。
大貫議員:企業にみなさんが行くと、多分それと同じこと言うと思うんですよ。私の営業はこういうかたちでやっているんだと。だから、その営業との点でいえば、これはできませんと、こういうふうに答えてくるんですよ。ここ一步進めないといけないんですよね。そういう意味では、やっぱり横浜から範をみせるためにも、道志のペットボトルっていうのはやめるべきだと指摘しておきます。
ヨコハマ3R夢プラン第2期推進計画(素案)への意見募集はわずか17人
大貫議員:それで、第2期にあたって、意見募集してますよね。その意見募集の結果、説明して下さい。
大熊資源循環局長:この意見募集でございますけれども、期間は12月の18日から1月の17日まで行っております。結果でございますけれども、提出者数が17名、そしてその件数が70件ということになってございます。
大貫議員:その数ですよね、これだけ市民的に大切な仕事で、理解をしてほしいというふうにみなさん考えていると思うし、私もそう思うんだけども。その応募数が17というその数についてきちっと分析していかなきゃいけないと思うんですけども、その17という数字についてはどういうふうに考えますか。
大熊資源循環局長:意見者数としては若干少ないようには感じております。
大貫議員:若干どころじゃないですよ。横浜市全市にかけて17ですよ。その17しかこなかったその若干だというその感覚の捉え方自体が問題なんですよ。私はね、もっといっぱいきてくれないと困るわけですよ。そういうのは、この17っていうことは、どういうふうに考えれば、やっぱり市民的に3R行動っていうことを理解されてないってことじゃないでしょうかね。
大熊資源循環局長:第2期推進計画の素案につきましては、日頃からですね、啓発活動などにご協力をいただいております環境事業推進員、こういった方々からのご意見や、あるいは啓発の場で市民のみなさまの声などを踏まえまして、作成していると。また一方で、学識経験者、市民、事業者などを構成メンバーといたします審議会でもご意見も伺っているということで、作成過程においてさまざまな人のご意見をいただいて、素案を作っているという経緯はございます。
大貫議員:素案の内容じゃなくて、そういった関係者からは意見もらってるけど、これは市民のみなさんに聞いているわけだから、市民のみなさんがこれに興味もってないと、こういう数字出てこないと、そのことだというふうに思うんです。はっきりとそういうふうに言った方がいいと思いますよ。
大熊資源循環局長:市民意見募集の方法につきましては、やはり工夫が必要であろうかなと思っております。
大貫議員:なぜこういうふうに言うかというと、これ成功させるためには、市民のみなさんの理解が必要なわけだね。啓発が必要なんですよ。それを徹底してやっていくということが一番大事だというふうに思っているんですね。そういう意味でいうと、この問題でいうと、いかに市民のみなさんにこの問題、徹底するかっていうそういった啓発事業について、ちょっと説明していただけますか。
大熊資源循環局長:これからの取り組みということでよろしいでしょうか。市民、事業者のみなさまには、3R行動の取り組みの必要性や成果を、先生おっしゃるように理解していただくということが非常に大切だと思っております。そういったわけで、具体的な3R行動の実践につながっていくことで、たとえば生ごみの水切りですとか、手付かず食品、食べ残しの削減といった、その具体的なこういったメニューを取り揃えまして、わかりやすくお伝えするということが必要であろうと思っております。
大貫議員:地道ないろんなケースで、これは啓発活動、必要だと思うんですけどね。
学校給食を利用した横浜型3R教育の実施を
大貫議員:私、子どもたちに依拠した方がいいと思うんですよ。教育の面で、この3Rがいかに大切だということを考えていく必要があるんですが、教育委員会との関係でどういう連携していますか。
大熊資源循環局長:今、学校の方で4年生を対象に、この3R夢の関係の副読本を全児童に配付していただいて、学校の教育の時間の中で活用していただいているというような例がございます。
大貫議員:学校給食の場面で、給食の残渣出ますよね。今、生ごみの問題がだいぶ大きな問題になってますよね。その給食残渣を通じて子どもたちに3Rの大事さということを教育したり啓発することはやっていないんですか。
大熊資源循環局長:以前、まだ若干校やっておるわけですけれども、学校にコンポストを設置をしまして、そして給食残渣をそれに入れて使っているというような例がございます。
大貫議員:それもう止めてしまいましたよね。なぜ止めたんでしょうか。
大熊資源循環局長:非常にもう古くなってきておりまして、その機械そのものも製造していないというような時期になってメンテができないということと、非常にやはり日々の手間がかかるというような事情がありまして、主にその機具の老朽化、それを修復できないというようなことで、止められてきているというようなことだと思います。
大貫議員:子どもたちに具体的に、副読本も大事だけども、実際の給食の残渣使ってね、それをいかにリサイクルしていくかと。それがまた自分たちの食材の方に、食べ物の方に返ってくるというようなことのリサイクルが非常に教育大事だと思うんですよ。札幌ではですね、札幌学校給食フードリサイクルというのをやっているんですけど、それについて紹介をしていただけますか。
大熊資源循環局長:札幌の例はですね、給食残渣を肥料化するために、業者に委託をかけまして、それを肥料化にして堆肥を作って、その堆肥を学校の方で、たとえば畑でそれを使って育てていくと、そういった例があります。
大貫議員:例だけじゃなく、非常にこれどんどんどんどん増えているということを聞いて、これからこの事業を増やしていくというふうに聞いていることはご存知だと思うんですよ。
それで、まず私、これ提案なんだけどね、横浜型のを作った方がいいと思うんですよ。横浜、同じようなことをやるにしてもね、お金がかかるっていうことで大変だと思うんですが、たとえば給食残渣でも、調理のときの皮だとか野菜くずがありますよね。その一部を使って、それは学校の方として教材用に取っておいて、それを具体的に学校の中で肥料化して、それを今度畑でその肥料使って野菜作る、その野菜をまた食べると。こういう循環型のことを目で見て、そして子どもたちに実感してもらうという作業が必要だと思うんですよ。こういうこと考えられませんかね。
大熊資源循環局長:先ほどのコンポストのやりかたも、先生がおっしゃるひとつの例だと思います。また、こちらの方で把握しておりますのは、学校の校庭を使って地域から持ち寄った食品残渣を、それは土壌混合法、いま活用してます、われわれも普及させてますけれども、それを活用して堆肥化を使って、ゴーヤを育てて、グリーンカーテンにしていくと、そういった例もございますので、先生おっしゃいますように、その学校での教育というのは非常に重要なことと考えておりますので、そういった活動についても、われわれとして指導していきたいなと思っております。
大貫議員:私は提案で横浜型でやったらどうかということなんですよ。残渣いっぱいあるから、それをすぐ学校の中でやれって無理だから、その一部を使ってやりなさい、やっていただきたいというように思うんですね。子どもが変わってくると、家庭が変わって、社会が変わってきますから、ぜひやってください。
時間がなくなったのでこれでおしまいにします。