保育所入所希望者3551人が入れず
横浜市が保育所待機児童数を発表、待機児童数は231人
横浜市は10日、10月1日現在の保育所待機児童数を発表しました。保育所に申し込んでも入れなかった「入所保留児童数」は3,551人、そのうち横浜保育室や育休、自宅で求職活動などをされている方を除いた「待機児童数」は231人で、昨年10月より71人減少、待機児ゼロだった今年4月より231人の増加です。また、定員外入所数は331園で2,966人の一方、161園で975人定員割れとなっています。
保育園は増えたけれど・・・
横浜市は待機児童解消に向けて急ピッチで保育所整備を進めてきました。その結果、線路の高架下やビルの高層階の保育所も出現。園庭がなかったり狭い保育園もできています。
また、株式会社が運営する保育園では、本来子どもの保育に使うべき保育運営費(市から支給)から2千万円もの法人税を支払ったり、他都市での園建設金にまわしているところもあります。
保育士配置や面積緩和の恐れが現実に
2015年に本格的なスタートが予定されている国の子ども・子育て支援新制度では、職員の半数は保育士資格が要らなかっったり保育室の面積が狭くてもよいなどの小規模保育事業所が導入されます。
横浜市は補正予算で、市有地に小規模保育事業を行うユニットハウスを整備したり、小規模保育事業のための施設改修整備費を計上しています。
希望者が全員入所できるように保育所整備を進めるとともに、十分な保育士数、子どもが自由に遊ぶのに十分な保育室面積や園庭など、子どもの視点にたった保育環境の整備が必要不可欠です。
横浜市議会基本条例(素案)に意見を寄せて下さい!
出演:岩崎ひろし議員、あらき由美子議員、古谷やすひこ議員
議会基本条例とは、議会と議員の役割・活動原則、市民と議会、議会と市長等の関係など、議会に関する基本的なルールを定める条例です。横浜市議会では、2011年5月に特別委員会を設置して検討し、このほど素案がまとまりました。
基本条例案に対する意見とともに、各議会で1日しか設けていない一般質問(他市では3日程度)、部屋が狭いという理由で直接傍聴できない委員会、期間が短いために極端に短い小会派の発言時間(党市議団の本会議での質問時間は11分)等、議会に関するご意見をお寄せ下さい。
募集期間:2013年12月13日~2014年1月14日
募集方法:郵送、持参、FAX、電子メール等
募集要項は、区役所、地区センター、地域ケアプラザ、図書館等に置いてあります。
なお、市会ホームページにも募集内容を掲載。
◇週刊ニュース「こんにちは横浜市議団です」は、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。
「こんにちは横浜市議団です」2013年12月18日(PDF版)