市政ニュース
2013年5月17日

岩崎議員が議案関連質問

南本牧ふ頭への2本目の道路・橋は本当に必要か

 14日に始まった横浜市会第2回定例会は17日、議案関連質問を行い、日本共産党を代表して岩崎ひろし議員が市長に質問しました。

南本牧ふ頭では、将来のコンテナ船の大型化やコンテナ取扱量の増加を見込んで、MC―3、MC―4の2つの大水深バースの整備を進めています。さらに、南本牧ふ頭に2本目の橋・道路となる南本牧ふ頭連絡臨港道路整備事業を総額520億円で進めようとしています。
岩崎議員は、横浜港のコンテナ取扱量は年々減少しており、輸送会社社長も今後も引き続き減少するとみていることを紹介。南本牧ふ頭連絡臨港道路整備事業については、「当初計画にこの道路整備計画がなかったのは不可欠の道路ではないから」であり、「本市にとって真に必要な事業なのか。現時点で一度立ち止まって真摯に検証すべき」として、市長の認識を質しました。
林市長は、「国際コンテナ戦略港湾である横浜港に貨物を集中させていくことが本市の責務」として、国際競争力強化を図るとともに今後の交通量の増加に対応する上でも欠くことのできない事業だと力説しました。

補正予算では、国の保育士等処遇改善事業に基いて、保育士の処遇改善に取り組む民間保育所に助成を行い、保育士の確保を進める事業を行います。
岩崎議員は、保育士の処遇改善は喫緊の課題であり、賃金引き上げに確実につなげることが大事だと主張。派遣型保育士の場合は、事業費は保育園から派遣会社に支払われるために、保育士本人の処遇が改善されたのかの検証が困難であると指摘しました。そこで、処遇改善事業の周知を全ての保育士等に行うよう求めました。また、1年限りの臨時的措置であるため、恒久的な仕組みとなるよう手立てを講じるよう求めました。
林市長は、民間保育所に対し様々な機会を通じて事業の主旨を周知していくことが必要だと答弁。また、国の安心子ども基金は毎年延長されてきた経緯があるため、今後も国に継続を求めるとともに本市としても検討していくと答えました。

◎岩崎議員の質問と市長答弁全文はこちらをごらんください。


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