2011年度決算特別委員会開会中 総合審査で岩崎議員が質問
防災の取り組みは「人命被害ゼロ」を目標に
2011年度決算特別委員会が9月27日から10月16日までの日程で始まりました。27日には林文子市長の出席のもとで総合審査が行われ、日本共産党を代表して岩崎ひろし議員が決算収支、福祉パス、防災計画等について質問しました。
工夫次第で大きな財源捻出できる
2011年度一般会計決算では、予算編成開始時には200億円の歳入不足だったのが、結果的には一般会計で274億円の不用額(予算額と実際の支出額の差)、実質収支57億円の黒字でした。岩崎議員は、「(予算を)より効果的に防災や福祉など重要な課題に活用するためには、議会や市民の声を反映させることが必要」とし、「一般会計予算1兆4000億円規模の横浜では、お金の出入りや資産等きちんと管理・工夫すれば、年度途中でも大きな財源を捻出できる条件がある」ことを明らかにしました。
市内業者に仕事がこない高速道路工事
岩崎議員の質問で、2010年度の公共事業の市内業者への発注割合は、本市発注工事では81.4%であるのに対し、国等の関係機関が行う工事では約3.4%、首都高速道路㈱が発注する横浜環状北線工事ではわずか0.6%であったことが明らかになりました。
岩崎議員は、国主導の大型公共事業は市内経済の活性化には役立っていないと指摘。地元経済に役立たない大型公共事業への「選択と集中」は抜本的に改め、本市福祉施策の精神を象徴する福祉パスを絶対値上げすべきでないと主張しました。
防災計画はアクションプランで具体化
横浜市はこのほど横浜市防災計画「震災対策編」修正素案を公表し、市民意見募集を募集中です(10月31日まで)。岩崎議員は、防災計画は「人命被害ゼロ」を目標にすべきであり、しっかり財源の裏打ちをして実効性のある計画にするよう求めました。
林市長は、現行計画と同様に人命被害も含めて被害を出さない地域・社会の実現を目標とすると応じました。また、計画に盛り込んだ様々な対策をいつまでにどれだけ実施するのかを明確にするためのアクションプランを作成し、国費を積極的に導入するなど財源確保の工夫を行いながら、確実に実行する決意だと述べました。
岩崎議員の質問と答弁は、こちらをご覧下さい。
決算特別委員会局別審査の日程
(カッコ内は、日本共産党の担当議員名です) 直接、傍聴ができます!
9月27日(木) 総合審査(岩崎ひろし)
9月28日(金) 病院経営局(あらき由美子)、 都市整備局(岩崎ひろし)
10月1日(月) 消防局・資源循環局(古谷やすひこ)
10月2日(火) こども青少年局・教育委員会(あらき由美子)
10月3日(水) 温暖化・環境創造局(大貫憲夫)
10月4日(木) 港湾局・経済局(あらき由美子)
10月5日(金) 市民局(大貫憲夫)、政策局(古谷やすひこ)
10月9日(火) 健康福祉局(あらき由美子)
10月10日(水) 水道局・交通局(白井まさ子)
10月11日(木) 建築局・道路局(岩崎ひろし)
10月12日(金) 総務局・財政局等(白井まさ子)
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