瀬上の森を守るためにもっと踏み込んだ手立てを
2008年度予算特別委員会では6日、環境創造局の審議が行われ、日本共産党を代表して白井正子議員(港北区選出)が質問にたちました。
昨年、市内の公園で起きた遊具での事故を受け、市内2358公園のすべての遊具1万1049機を緊急総点検した結果、1944機に劣化等が認められ、撤去、補修などの措置が行われました。白井議員は、大型木製遊具が撤去された港北区の遊び場でマンション建設がうわさになり、遊び場がなくなるのではとの不安が広がっている例を紹介し、公園遊具の再設置にあたっては今までどおりのものがいいのか、別のものがいいのかなど市民意見を反映するべきだが、市民意見を反映させる仕組みづくりはどうなっているのか、質問しました。
担当局長は、公園愛護会や地域の公園利用者、施設管理者、設計者まで含めて話し合いの場を設け、様々な意見をもらって遊具の設置を進めていきたいと答えました。
瀬上の森が破壊される上郷開発事業では、環境影響評価審査会の答申を受け、市長審査書が提出されています。市長審査書には、緑を守れの市民の声が反映され、より一層の環境に配慮、市民参画の推進などがあげられています。白井議員は、審査書に盛り込まれたさらなる緑の保全、市民合意が実行されるためには、事業者まかせにせずに、チェック・監視するのが行政の役割だと主張し、その仕組みを作るよう求めました。
また、温室効果ガス排出量の削減に向けて、結果として京都議定書の基準より大幅に増加させてしまったこれまでの取り組みについて十分に検証しながら、排出源にさかのぼって削減するなど、横浜市脱温暖化行動方針CO-DO30を“絵に描いたもち”にしないように求めました。
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