中田氏には市長をやめてもらおうという声に大拍手
「いま改めて問う!中田市政と市民のくらし―そのあり方と疑惑を問う市民のつどい」が3月4日、かなっくホール(神奈川区)で開かれました。約350人の市民が集い、ホールに入りきれずにロビーでモニターを見ながらの参加者も出るほどでした。
つどいでは、ジャーナリスト2人と弁護士の講演と、大貫憲夫市会議員(青葉区選出)による市政報告が行われました。
大貫議員は、現在開かれている議会における中田市長の品位のない態度、すなわち本会議場でのヤジ、大貫議員の発言に対する態度、議場外での脅しとも感じられる発言などを報告しました。また、佐藤行信議員(当時)関連の入札妨害事件、町田市長選挙関連の政治資金規正法違反事件、消防団のパーティ券問題などをあげ、市長の立場を慮って行動する一部の幹部職員が市政を腐らせている、まるで、江戸時代の田舎大名の城中のようだと指摘しました(くわしくは大貫憲夫議員のブログをご覧下さい)。
週刊東洋経済・副編集長の岡田広行氏は、横浜市政を取材していくうちに、市民派、若い、行政改革のホープなどのイメージが先行し、その実は福祉や市民サービスを徹底的に切りつめる一方で利権がらみの港湾関係にはお金をつぎ込むといった、イメージとはかけ離れた中田市長の市政運営を暴露しました。
フリージャーナリストの青木理氏は、週刊現代の記事を取材する中で、中田氏が外からのイメージと実像があまりにも乖離していること、中田市長の一連の記事に経験したことがないほど非常に多くの情報が寄せられたことに驚いたと語りました。
弁護士であり、よこはま市民オンブズマン代表幹事の森田明氏は、住基ネットの「横浜方式」の採用、取りやめを例にあげ、市長の胸先三寸で市政を進める中田市長のやり方を批判しました。
会場からの発言タイムでは、次々と手があがり、口々に中田市政に対する憤懣を訴え、中田氏には市長をやめてもらおうという声に拍手がわきました。最後に、主催者の中田市政のあり方と疑惑を問う市民の集会実行委員会を代表して前田辰男氏から、中田市長をめぐる疑惑の適切な説明を市長に求め、多くの市民とこれらの問題意識を共有しようと提案されました。