2年間の暫定期間が経過しても、市バスの暫定運行路線を維持せよ
2008年度予算特別委員会では27日、交通局、道路局の審議が行われ、日本共産党を代表して河治民夫議員(旭区選出)が質問にたちました。
交通局では、暫定運行路線について質問しました。暫定運行路線は、バス再編に伴って廃止予定だった路線のうち、道路局を介して補助金を打って運行しているものです。河治議員は、補助金を打ち切られた後の暫定運行路線について、担当局長が先の本会議で「今後の個々の暫定運行の採算性などを見極めることも必要」と答弁したことを取り上げ、補助金が打ち切られた後も運行の存続を検討するのか確認するとともに、市民の要望が強い路線は存続すべきではないかと質問しました。
担当局長は、「暫定運行路線は市が2年間限りの措置という趣旨であり、2年間で運行を終了すべき路線だと理解している」と答弁し、あくまでも2008年度までの2年間の運行であることを繰り返しました。
また河治議員は、暫定運行路線のひとつで、横浜駅西口から三ツ沢上町駅前、ろう学校(保土ヶ谷区)を通る201系統が、朝の9時からの運行のため、ろう学校に通う児童・生徒たちが朝の通学に使えずに困っている問題を取り上げ、民間任せにせず横浜市として拡充すべきと要求しました。
市営バス生活維持路線への補助金額を引き上げ、
利用者が安心できるように存続を
道路局では、生活維持路線について取り上げ、バス事業者を公募してもなかなか民間バス事業者が手をあげず、公募しても事業者決定に至らないという事情があります。募集要項の運行経費が低すぎる傾向がみられます。河治議員は、利用者が安心できるように路線の存続を求めるとともに、大半の生活維持路線を担っている交通局が安定した運行ができるよう、補助金額を引き上げるよう求めました。金田副市長は、採算性やバス路線の配置など総合的観点から検討して慎重に考える必要があると答弁しました。
その他、旭区の白根通りの整備を急ぐよう、要求しました。