市長の決断で中学校給食の実現を
横浜市議会では24日予算関連質疑が行われ、あらき由美子議員が日本共産党を代表して質問しました。
あらき議員は、保育料について市が行ったアンケート結果から、保護者の負担割合を「現状のままでいい」「減らしたほうがいい」と答えた割合は71%で、その理由のトップは「子育てにかかる経済的負担は社会全体で負担すべき」が50.1%であったことを示し、給与所得や貯蓄の落ち込みが他の年齢層より大きく、消費に回すゆとりがない30代に負担を求めることに、市長は痛みを感じないのかと質問。
林市長は、「経済状況が厳しい中で、保育所入所者の方にとって負担増となることは心苦しく思っている」としながらも、年収1200万円程度までの所得層については引上げ率を抑え、第2子に対する保育料の減免を拡充したと、理解を求めました。
また、あらき議員は、子育て支援策の拡充として、小児医療費無料化を小学校卒業まで拡充、中学校給食の実施にむけての検討を求め、「子どもを守り育てる」施策の「優先順位を引きあげ(財源を)確保すれば実現できる」と市長の決意を問いました。さらに、小学校のエアコンの設置を市長が実現させたように、「市長の決断があれば、同じように中学校給食も実現できるはず」と実施を迫りました。
林市長は、「あらき先生のお気持ちは誠にわかるし、私も本当に財政がもう少ししっかりしていれば、本当にやらせていただきたい」と述べましたが、具体的には小児医療費の年齢引き上げや中学校昼食のあり方を検討していきたいと述べるにとどまりました。
あらき議員の質問と市長答弁はこちらをごらんください。