2026年6月15日
横浜市会議長 渡邊忠則 様
議会運営および喫緊の市政重要課題に関する申し入れ
日本共産党横浜市会議員団
団長 古谷やすひこ
議長におかれましては、市政の発展と円滑な議会運営に日々ご尽力されていることに深く敬意を表します。
現在、市民生活を取り巻く環境は多岐にわたる課題に直面しており、市民の切実な声を迅速かつ的確に市政へ反映させる地方議会の役割は、かつてないほど重要性を増しています。本市会が市民に開かれ、信頼される「市民が主人公の議会」として機能するためには、不断の議会改革と、活発な議論を保障する民主的な運営が不可欠です。
議長におかれましては、公平・公正な議会運営に努められるとともに、多様な意見を尊重し、合議制の機関である議会の活性化に向けて強いリーダーシップを発揮されることを切に望みます。特に、今年度は議会のあり方そのものが問われる重要な局面にあると認識しており、当議員団としても議会改革に真摯に寄与する所存です。
つきましては、以下の事項について申し入れます。
記
1.市長のハラスメント問題に関する審議体制の確保について
全議員(86名)の決議により第三者調査が実施された経緯に鑑み、報告質疑については「全員協議会」など、全議員が等しく協議できる場を設けること。また、以下の二段構えによる十分な審議時間を確保すること。
① 第三者調査を行った弁護士との質疑の場
② 調査報告を受けた市長による説明と質疑の場
2.「横浜市会議員ハラスメント防止条例(仮称)」の策定について
市長部局におけるハラスメント問題は、市政に対する市民の信頼を大きく揺るがす深刻な事態であり、断じて看過できません。二元代表制の一翼を担う我が議会としては、この問題を厳しく受け止め、まずは議員自らが率先垂範してハラスメント根絶の姿勢を示す必要があります。全国の地方議会においてハラスメント防止の厳格化が進む中、本市会が市民から真に信頼される議会であり続けるためにも、議員の規範となる本条例を迅速に策定すること。
3.政務活動費の透明性向上およびルールの厳格化について
本市の政務活動費は全国屈指の高水準にあること、また現在、使途を巡って係争中の案件もあることから、さらに透明性を確保するため、以下の措置を講じること。
①政務活動費にかかる「成果物(チラシの現物など、何に使用されたかが明確に分かるもの)」や、請求書・領収書の明細を使用目的と合わせて公表すること。
② 公表方法については、議会図書室での閲覧にとどめず、市会ホームページ上で全面的に公開すること。
4.議会における「国保逃れ」疑惑の払拭について
本市会から「国保逃れ」との指摘を受けるような事案を一切排除し、市民の信頼を損なう疑惑を一掃するための手立てを議会として講じること。一般市民には法令通りの加入を求め、保険料滞納には厳しく対処する立場にある自治体(市)において、そのチェック機関である議員が制度の網の目を潜り抜けるようなことは断じて許されません。
議員の「資産等報告書」やプロフィール公開項目の中に、健康保険の加入区分(国保、社保、後期高齢者医療など)の明記を義務付けるなど、常時透明性を確保する仕組みを導入すること。本件については各会派の調整に委ねるだけでなく、議会の品位と信頼を守るため、議長が強いリーダーシップを発揮して調査・改革を主導すること。
以上




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