議会での質問・討論(詳細)
2025年3月5日

2025年度予算特別委員会 ■総務・デジタル本部局(古谷やすひこ)3月5日

○小松範昭委員長 次に、古谷靖彦委員の質問を許します。
◆古谷靖彦委員 日本共産党、古谷靖彦です。どうぞよろしくお願いいたします。党を代表して質問します。  新たな横浜市の地震防災戦略について伺ってまいります。  まず、その中でもマンション防災について伺います。  今回の戦略の中でも位置づけが高くなったのではないかなというふうに感じております。まず伺いますが、建物の特性などを踏まえた防災戦略、マンション防災を強化するとあります。何が課題で、どんな対策を打つのか、伺います。
◎黒岩危機管理部長 マンション等の共同住宅は耐震性が高く、発災時にもふだんに近い環境で生活することができる在宅避難を可能とします。一方で、エレベーターが停止すると水や食料などの運搬が困難になることや、排水管が破損することで下層階での汚水漏れなどが想定されます。これまでも防災アドバイザー派遣研修や管理組合向けのセミナーなどで防災対策の必要性を伝えてきました。今後も関係部局と連携し啓発していきたいと思っております。
◆古谷靖彦委員 ありがとうございます。なかなかマンション特有の課題があると思いますし、横浜市は6割がマンション住民、集合住宅住民だと言われていますので、ここをぜひ啓発を強める必要があると思うのです。そういうマンション独自の防災訓練などもやられているところもあるというふうに思います。そういうものをマンション独自の努力に任せるだけではなくて横浜市がもっとそれを促進する立場に立つべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎稲村危機管理室長 マンション防災力向上のためにも、居住者同士の安否確認の方法やトイレ使用のルールを事前に定めておくことなど、マンション全体で取り組む防災訓練などの対策が重要であると認識しています。引き続き、マンション防災に関する情報提供だけではなく、訓練など防災活動の支援にも取り組んでまいります。
◆古谷靖彦委員 今、本市がつかんでいるマンションの防災訓練の実施状況は分かりますか。
◎稲村危機管理室長 ちょっと確認をいたしますので、お時間をいただきたいと思います。--各区役所とか消防署のほうでマンションの管理組合自治会のほうに出向いて訓練をやっているという事実はございますが、ちょっと現在、数字のほうは手元には持ってございません。
◆古谷靖彦委員 すみません、ありがとうございます。なかなかこれはつかんでいないのです。実際は壊れれば行きますけれどもという感じなのです。だから、これはもっと促進させる立場に立つべきだと思います。  スライドを御覧ください。(資料を表示)これは東京の一部のマンション防災に特化したパンフレットを掲げたものです。マンション特有の課題を自分のこととして捉えるためにも、こういったものが必要だというふうに思います。横浜市にはこういったマンション防災のパンフレットはありません。これは作るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎稲村危機管理室長 これまでも、ホームページや総合的な防災啓発冊子である防災よこはまを活用しまして、マンションならではの備えとして、災害時のエレベーターやトイレの対応などについて掲載し、日頃からの備えなどを啓発してまいりました。今回の戦略において防災関連情報をワンストップで利用できるプラットフォームを新たに構築することとし、マンション防災力向上につながる情報を一元化して提供してまいります。
◆古谷靖彦委員 局長、こういったマンション防災の問題について、先ほども防災訓練の確認の状況も、なかなかまだつかんでいらっしゃらないというふうに思います。こういった特化したパンフレットもやはり作らないとそういったものが進まないというふうに思うのです。いかがですか。
◎吉川総務局長 先ほど古谷委員からも御指摘ありましたとおり、マンション住民の市内の方が約6割ぐらいいるのではないかという御指摘もございますので、ちょっと我々のほうでも、今室長からも答弁いたしましたが、防災関連情報のプラットフォームの活用ということも含めて、紙媒体ということとか、ホームページとか広報よこはまとかいろいろ手段がございますので、そういった中で様々なマンション防災についてということで啓発していくことについては引き続き力をしっかりと入れていきたいと考えております。
◆古谷靖彦委員 これはそんなに難しい話を言っていると思っていないので、ぜひ作っていただきたいと思います。  続けて、地域防災拠点の避難環境について伺います。  スライドを御覧ください。(資料を表示)これは金沢市の二次避難所の様子になっています。このように整然とテントが並び、避難者のプライバシー確保ができているというふうに感じます。  横浜市は今回の戦略で目指す拠点の避難環境はどんなイメージなのか、伺います。
◎黒岩危機管理部長 新たな地震防災戦略では、誰もが安心して避難生活を送ることができる仕組みを構築するため、体育館の空調設置やトイレの洋式化、耐震給水栓の整備の加速のほか、食料や衛生用品、避難者のプライバシー確保や就寝環境の向上に必要な備蓄物資の拡充を図ることとしています。
◆古谷靖彦委員 予算の概要のところでは、プライバシー確保用資機材で想定避難世帯各1張というふうに書かれています。これはこういうイメージなのでしょうか。
◎黒岩危機管理部長 このようなイメージを想定しております。
◆古谷靖彦委員 ありがとうございます。これはこういうふうに見せると非常に安心すると思うのです。それと、いつ起きてもおかしくないというふうにこの文章上にも書かれています。その中で雑魚寝状況を解消するんだということを5年かけて行うということであれば、あまりにも悠長だというふうに思います。パーティションなどは先に確保すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◎稲村危機管理室長 今後整備するパーティションや就寝環境向上用のコットなどの資機材は、地域防災拠点のほか方面別備蓄庫での保管を想定しております。資機材を保管するためには多くのスペースが必要となることから、保管場所の確保を図りながらできるだけ早期に整備を進めます。なお、発災時には、本市の備蓄物資のほか、国等からの支援物資などで対応することとしています。
◆古谷靖彦委員 これは予算の問題で確保ができないのでしょうか。
◎稲村危機管理室長 収納場所の確保を図りながらできるだけ早期に整備を進めていくということでございます。
◆古谷靖彦委員 ちょっとやはりあまりにも悠長だというふうに思います。これは先ほど保管場所のお話をされました。拠点はほとんどが学校体育館が避難所になっております。教育施設としての機能が学校体育館にはありますが、それだけではなく拠点としての機能も必要だと思います。備蓄品の保管方法やプライバシーの確保の観点、あるいは避難生活の動線、こういったものを、拠点となる場所、そういった防災の観点から教育委員会とも調整が必要だというふうに思いますが、いかがでしょうか。
◎稲村危機管理室長 地域防災拠点である小中学校では、発災時は体育館が避難生活のスペースとなるだけでなく、備蓄物資を保管するための防災備蓄庫や下水直結式仮設トイレ、耐震給水栓など、避難生活を送るために必要な設備が整備されております。現在も学校建て替え時などには備蓄庫の配置を改善するなど、拠点としてより利便性が高まるよう教育委員会等へ働きかけを行っています。今後も引き続き関係区局と連携していきます。
◆古谷靖彦委員 局長、これは教育委員会に聞くとなかなか主導できないのです。だからぜひ局長から教育委員会等を主導して調整いただきたいというふうに思います。どうですか。
◎吉川総務局長 今回、地震防災戦略は新たな戦略ということで、避難環境の充実ということもしっかりと図っていくということでございますので、これは総務局としても、しっかりと教育委員会と連携しながらということで、私も含めてきっちりと調整していくということについては努めてまいりたいと思います。
◆古谷靖彦委員 ありがとうございます。ぜひお願いしたいというふうに思います。  今回戦略が示す目標について伺います。  減災社会を目指すんだというふうに書かれていますが、何を目標にするんでしょうじゃ。
◎稲村危機管理室長 新たな地震防災戦略では、これまでと同様、災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることを踏まえ、災害時の被害を最小化するとともに、被害の迅速な回復を図る減災の考え方を基本に取り組んでいきます。なお、来年度、被害想定を見直すまでの間は、現行の減災目標を継承し取り組んでいきます。
◆古谷靖彦委員 減災はいいかもしれませんが、災害関連死についてです。これについてはゼロを目指すべきだと思いますが、局長、いかがですか。
◎吉川総務局長 新たな地震防災戦略で、避難所環境の向上ですとか、また在宅避難者、配慮が必要な人への支援などということをしっかりと努めてまいりたいというふうに考えておりますので、私どもとしても災害関連死についてはできる限り少なくする、ゼロを目指していくということについては、そういった意気込みで取り組んでまいりたいと考えております。
◆古谷靖彦委員 ありがとうございます。でき得ればでき得る限りを取っていただいて、ゼロを目指すのだということで対策を立てていくというのを基本にしていただきたいというふうに思います。こういった今述べた戦略が目指しているもの、これを今回相当具体的に提案がされたというふうに私たちは評価をしたいと思います。ただ、先ほど述べたとおり、もういつ起こるか分からないのに5年後ということではまずいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。


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