○谷田部孝一副委員長 次に、宇佐美さやか委員の質問を許します。
◆宇佐美さやか委員 日本共産党を代表し質問します。よろしくお願いいたします。 私は以前から市内4か所ある缶、瓶、ペットボトルを資源化するための資源選別施設の老朽化について質問し、大規模改修等の実施を求めてきましたが、今回の予算案では資源選別施設の安定稼働に向けた今後の取組として鶴見資源化センターの再整備の検討が盛り込まれました。やっと前進の兆しが見えたことに安堵しています。しかし、戸塚資源選別センターでは故障が多く、ペットボトルなどは処理が追いつかないまま、年始の収集開始日にはシャッターが閉まらないほどになっていると聞いています。4か所の施設で一番面積が狭いのですから、故障が相次いで起きていては集まった資源物が山になるのは当然のことです。その状況を解消するための対策を要望し続けたところ、資源選別施設の補修費予算が前年度比で倍になっています。 来年度に計画している資源選別施設の補修工事はどういうものか、伺います。
◎生井適正処理計画部長 令和7年度は主に戸塚資源選別センターで大規模な改修工事を予定しております。具体的には資源物を搬送する設備やごみ袋を破く設備を改修いたします。ほかにも、作業環境の改善を図るため天井照明をLED化する工事も予定しております。
◆宇佐美さやか委員 戸塚資源選別センターでは懸案だった資源物を運ぶベルトコンベヤー、袋を破る破袋機の改修が実施されるということで、選別作業をしてくださっている作業員の皆さんの負担が軽減されると期待します。しかし今後も老朽化した機械の故障が起きかねないことから、老朽化している資源選別施設を順次再整備していく必要があると考えますが、見解を伺います。
◎金高資源循環局長 市内の資源選別施設はいずれも老朽化が進行しておりますため、残りの施設につきましても市内で発生する缶、瓶、ペットボトルを適正に処理できるよう再整備について検討を進めてまいりたいと思っております。それまでの間、設備の老朽度に応じまして優先順位をつけて補修を行いまして、施設の安定稼働を図っていきたいと思っております。
◆宇佐美さやか委員 各施設の老朽化の状況を見て順次補修というお答えでしたが、全ての施設が一斉に止まるということはないとは思いますが、ないようにしっかり再整備の予算を確保していただきたいと要望し、次の質問に移ります。 資源選別施設に搬入される缶、瓶、ペットボトルを入れていたごみ袋をリサイクルすると聞きました。プラスチックの分別拡大が今年4月から全市展開される中で、さらなる脱炭素の取組をしていこうという局の姿勢を評価しています。 来年度からごみ袋のリサイクルを本格実施する理由を伺います。
◎江口政策調整部長 今回のリサイクルは、年間約4000トン発生しているごみ袋を焼却する際に発生する温室効果ガスを削減するために実施するものです。これまで袋に付着した汚れがリサイクルの課題でしたが、令和6年度に実証実験を実施したところリサイクルできることが確認でき、分別ルールの変更も伴わないため令和7年度から実施することといたしました。
◆宇佐美さやか委員 私は以前から資源物をビニール袋に入れて出すことに引け目というもの、何とも言えない気持ちで出していたのですけれども、というのも何度となく選別施設の作業工程を見ていたこともあり、最初に袋を破く機械、破袋機を通った後に、ごみ袋だけを作業員の方々が一つ一つ取っていくという作業をしてくださる。最終的には焼却されると承知していたものですから、やはりプラスチックを燃やすということへの罪悪感がありまして、リサイクルされるということで、この罪悪感はちょっと軽減されると思います。 今後、取り除かれたごみ袋はどのようにリサイクルされるのか、伺います。
◎江口政策調整部長 今後、入札により決定していきますが、マテリアルリサイクル、またはケミカルリサイクルを想定しています。具体的には、マテリアルリサイクルはプラスチック製品を製造する際の原料であるペレットに、ケミカルリサイクルはアンモニアや炭酸ガスなどの化学原料になります。
◆宇佐美さやか委員 今までのようにガスですとか繊維のもとになるものを造られるということで、排出の仕方は先ほどおっしゃっていましたけれどもこれまでどおり市民の皆さんには一切負担かけることなく考慮していただいて、ごみ袋をリサイクルのルートに乗せるということをもっと市民の皆さんに知っていただくことで、本市は本気で脱炭素に取り組んでいるということが市民の皆さんに伝わるのではないかと思うのですが、廃棄物処理における脱炭素の取組を市民にもっと周知していただきたいと考えますが、見解を伺います。
◎金高資源循環局長 まずは、現在進めておりますプラスチックの分別、リサイクルの拡大のように、市民の皆様に取り組んでいただきたいことを分かりやすくお伝えしていきたいと考えております。また、より理解と協力がいただけるようその意義や効果にとまらず、今回のごみ袋のリサイクルであるとか粗大ごみとして出された衣装ケースのリサイクルのように行政が主体となって実施する取組も併せてお伝えすることによりまして、市民の皆様とともに脱炭素社会の実現を目指していければと思っております。
◆宇佐美さやか委員 今後も様々な方法で周知していただきたいと思います。次の質問に移ります。 使用済プラスチック製品の自主的な回収、再製品化について伺います。 事業者が排出するプラごみは、産業廃棄物として排出されるために適正に処理することが廃棄物処理法で定められています。まず確認ですが、事業者が遵守しなければならないルールを伺います。
◎小林事業系廃棄物対策部長 産業廃棄物を排出する事業者は廃棄物の保管や搬出等に関する基準を遵守することが求められます。また産業廃棄物の処理や搬出を委託する際には許可を受けた事業者に委託することや、委託した業者による処理が完了したかを確認するため産業廃棄物管理票や電子マニフェストを使用することが義務づけられています。
◆宇佐美さやか委員 細かく義務づけられて規定されていることが分かるのですが、スライドを御覧ください。(資料を表示)これは予算概要に載っている図です。 ここに規制を免除と書かれていまして、従来は廃棄されるものとしていたものを資源、価値のあるものとして扱うようにするということで、今御答弁があった事業者への義務を負わせないようにするということだと思うのですが、この施策の概要を伺います。
◎小林事業系廃棄物対策部長 プラスチック製品の製造、販売を行う事業者が脱炭素化やサーキュラーエコノミーの取組として使用済みとなった自社製品を廃棄物でなく有価物として店頭などで自主的に回収し、再製品化することを促進するための施策です。条件としては、回収時点において悪臭等衛生上の問題がないことや回収から再製品化までの一連の工程が事業者によって統括的に管理されていることなどを求めています。
◆宇佐美さやか委員 私は企業には社会的責任を果たしてほしいということをずっと言い続けていたのですけれども、では、この施策の狙いは何か、伺います。
◎小林事業系廃棄物対策部長 令和4年4月にプラスチック資源循環法が施行されて以降、プラスチック製品の製造、販売を行う事業者から使用済みの自社製品を有価物として回収したいとの相談を多く受けるようになりました。これまでの廃棄物処理法に基づく指導では、使用済製品を買い取らずに回収する場合などには廃棄物として取り扱っていましたが、事業者のリサイクルに前向きな取組姿勢を法の規制で阻害することがないよう検討を進め、プラスチックについてはこの施策により有価物として措置を認めることとしました。この施策により事業者による自主的な取組を後押しし、市内におけるプラスチック資源循環を促進していきます。
◆宇佐美さやか委員 さっきのごみ袋のリサイクル同様に本市としてプラスチックの資源循環に本気で取り組む姿勢が見えることから歓迎します。しかし、事業者側が規制を免除されたことの意義を理解しなければ免除したことが台なしになります。 事業者側がこの施策を生かした事業に取り組む意義を伺います。
◎小林事業系廃棄物対策部長 自主回収、再製品化を行う事業者は脱炭素化やSDGsに取り組む企業として社会的価値を持つことになります。また、例えばプラスチック製の空き容器を店頭で回収する場合には、許可を有していない配送事業者がいわゆる帰り便を活用し運搬できるなど効率的な運送による脱炭素化にも寄与します。
◆宇佐美さやか委員 そういった意義の下で事業者が具体的な取組を続けていくことで、プラスチック資源循環のためにしっかり役割を果たしていただきたいのですが、やはり規制の免除という言葉が引っかかります。不安を覚えるのですが、この施策の進め方について伺います。
◎金高資源循環局長 今回の取組につきましては資源物として取り扱うことを前提としております。そのため、この施策による取組を事業者が開始しようとする際には一定の条件を満たしているか、本市がしっかりと事前に確認することとしております。また、より多くの事業者に取り組んでいただくためにホームページ等で取組事例を発信することで水平展開に結びつけていきたいと思っています。この施策を活用した最初の取組はみなとみらい21地区で実施されているペットボトルのボトルtoボトルの事業となりますので、こうした取組を起点といたしまして様々な形でプラスチックの資源循環を実現していきたいと思っております。
◆宇佐美さやか委員 廃棄物処理法の趣旨は私から申し上げるまでもないので述べませんけれども、今回の施策は、予算をかけることなく職員の皆さんの知恵でプラスチックの資源循環を促進するという取組は行政にしかできないことで、これから期待しています。しかし、やはり幾ら資源化してもプラスチックはプラスチックのままですので、プラスチック使用自体を減らすことにも力を入れていかなければならないと考えますし、今後も発生抑制と資源化の対策にしっかり取り組んでいただき、毎回申しますが、やはり市内で出たごみは市内で処理するということを目指していただきたいということを要望し、質問を終わります。
議会での質問・討論(詳細)
2025年2月21日



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2026年度予算特別委員会 2025年2月24日~3月10日
