議会政策経営・総務・財政委員会で、市外視察。
まず1日目は久留米市へ。
久留米市役所に入ると正面に、「核兵器廃絶平和都市宣言」が掲げられている。
また、「外国人住民のみなさんへ」と書かれた、多言語の案内パンフレットが多く配架されているコーナーが目に入る。
周りには高い建物が全くない中に、20階建の市役所。
市長の部屋を示すエレベーター表示は当然かしら。
10月27日〜29日の期間で、議会政策経営・総務・財政委員会での視察を行なった。
27日(月)は、久留米市へ。
久留米シティプロモーションについての調査
久留米市のシティプロモーション事業は、地域の魅力を広く発信し、移住・定住の促進や地域活性化を図ることを目的として展開されている取組である。
本事業は、久留米市総合政策部広報戦略課が事務局となって「久留米シティプロモーション実行委員会」によって運営されている。
人口30万人弱の都市で、ブリヂストンタイヤと関連企業、医学部のある大学、そのために医師の数も全国平均を大きく上回り、小児科もしっかりある、救急搬送は全国平均が47分のところ久留米市は、30分。
その上豊かな農業生産品の数々と自然と歴史文化も豊か。
美術館もあり平らかな土地と、住みやすさ抜群と思う。
大学進学や大学卒業後の転出が多いのが現実。
ただ、子育て支援や住みやすさで子育て世代の転入が増加ということだ。
「子育て支援はありとあらゆることをしています」ということと、医療機関の心配がないこと、3000万円で150㎡の庭付き一戸建てが手に入るとなれば、福岡の通勤圏内で移住の選択がされるだろう。
二つの情報発信サイトが中心で、一つは
「くるめのみりょく」
久留米市の観光、文化、食、自然、健康・医療など、地域の多様な魅力を紹介する情報発信サイトがある。
有名人にふるさと大使となっていただいて、動画やパンフレットなども活用されている。
もう一つは、
「くるめのくらし」
移住・定住希望者向けに、住まいや仕事、子育て、教育、支援制度など、久留米での暮らしに関する情報を網羅的に提供するサイトである。
移住者インタビューや支援制度の紹
介などを通じて、久留米での生活の具体的なイメージを持てるよう工夫されている。
また、地域の魅力発信として、FMラジオに市民が出演したり、SNSや動画コンテンツによる情報発信など、市民自らが久留米自慢を進めてもらえるように取り組んでいる。
なんだか贅沢な感じもする久留米市の悩み。
プロモーション担当の方の「『なんでもある街』ではダメなんです」には、驚くが、少子化の波は、1自治体で抗うには課題が大きすぎる。
国がその気にならなければ将来不安と生活防衛は当然の思いだ。
さて我が街港南区で考えてみると、21万人の街が自立してさまざまに取り組んでいくとなると、何が推しで、何が自慢か。その思いで、街を見直してみる。
歴史博物館がまずはほしい。図書館も一つでは少ない。
企業さん事業所の見えるかも必要だ。
我が街プロジェクトプロモーション、市民の皆さんの声も伺いたいところだ。



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