【報告者:古谷やすひこ 2025年8月26日】
今日は、こういう研修に行ってきました。生活保護問題議員研修会、地域から変える生活保護当たり前の権利。名古屋で行われましたが、日帰りで行ってきました。この様子を紹介したいと思います。
毎年、参加していますが、本当に毎回学びがあるし、たくさん宿題をもらう研修です。例えば、一つ目はデータで語る生活保護行政の実態。生活保護法というのは法律に基づいていますから、全国の自治体でどこでも同じような運用がなされていることが前提なはずです。しかし、いろんな数字を見ると、自治体ごとで相当違う。例えば申請をして却下をする率、却下率。これがどのぐらいですかあなたの自治体はと。法定期限内で処理をされている率。例えば、申請日から14日以内で審査しなければならないということですから、これが法定内で処理されていますかという率であったり、自動車保有を容認するケースがありますので、それをしっかりと容認していますかということだったり、通院移送費どのぐらい使われていますかと。本当に少ないところは、出さないというところもありますので。あるいは扶養照会率。こういう問題も全国的に比べてあなたの自治体はどうなっていますかということが問われます。
その後に、今全国的に問題になっている桐生市の生活保護行政の問題。桐生市は何をやったかというと、生活保護の開始を絞るやり方。入り口のところで絞っちゃう。始まってからも、受給者に対して過剰な嫌がらせをするというや、保護からの締め出し、廃止をするという件数が非常に多くありますので、これは他に比べて異常であるということで、調査が入りました。こういうことは、桐生市だけじゃないのですけど、他の自治体もあるのではないかという点で、私たちも点検をしていかなければならないというところです。
生活保護問題で裁判が行われて、先日(生活保護利用者の皆さんが)最高裁で勝ちました。裁判で勝ちましたが、ぐずぐずと、厚生労働省が負けたのに何も対応してないんですよね。だから、負けたのだから、ちゃんと取り戻すように。対応しなければならないことを強く進めなければならない。それを全国でやりましょうということも呼びかけられましたのでしっかりやっていきたいと思います。
