2025年5月2日
横浜市会議長 鈴木 太郎様
日本共産党横浜市議団団長 古谷 やすひこ
4月29日、泉区から選出されている梶村充議員(現在7期)が、キャバクラで飲んだ後、請求された代金の一部しか支払わずに退店し、追いかけてきた女性従業員を蹴って負傷させたとして、傷害容疑で現行犯逮捕されたとNHKで報じられました。
鈴木太郎市会議長は、「事実であれば大変遺憾であり、市民の皆さまをはじめ、多くの方々に御心配と御迷惑をおかけしていることについて、深くお詫び申し上げます」とコメントを出されました。
その後、4月30日の神奈川新聞の報道によると、梶村議員は、現行犯逮捕されてから14時間半後の29日午後に釈放され、在宅捜査に切り替えられました。警察署によると梶村市議は『店の女の子を蹴ってはいません』と供述、容疑を否認しています。また、「(梶村市議は)今後の身の処し方について『党と話し合う』と話した」と報じられました。
同日、議会事務局より、自民党横浜市会議員団から「会派変更届」が出され、自民党を離団し無所属となったことが発表されています。
市会最大会派の自由民主党横浜市議団に所属し、過去に市会議長や党市連幹事長などを務めてきた梶村議員が、逮捕されるという大変ショッキングな出来事です。横浜市会の品位を落とし、議員と議会に対する信頼を大きく損ねかねない大変遺憾な事態だと捉えています。結局何が起こったのでしょうか。公職についている梶村議員が報道による取材を受けてではなく、市民に説明するのは当然のことです。何も説明しないまま5月議会に入り、ただ「無所属になった」「議席が変更された」として粛々と議会が進んでいくことは許されないと思います。議会として市民の信頼を回復していく立場から毅然とした対応が求められます。
議会として以下の対応を求めます。議長に置かれましてはご尽力くださいますようお願い申し上げます。
一. 議会として、梶村充議員に公の場で説明責任を果たさせるよう対応すること。
一. 傷害行為が事実であった場合は、議員辞職勧告を行うこと。
一. 以上を議会運営委員会で議論すること。
以上
