議会での質問・討論(詳細)
2023年4月4日

10月4日(水)■港湾局(みわ智恵美)

◆みわ智恵美委員 日本共産党を代表し質問いたします。よろしくお願いいたします。  委員長、スライドの許可をよろしくお願いいたします。
○大桑正貴委員長 はい。
◆みわ智恵美委員 最初に、山下ふ頭再開発についてです。  基本として、港や物流の機能はどうなるのか、更地になるのか、伺います。
◎中野港湾局長 山下ふ頭は、平成26年の港湾計画改定で物流機能から都市機能へ転換することといたしまして、平成27年には都心臨海部再生マスタープランで新たなにぎわい拠点づくりを進めるとしております。山下ふ頭内の港湾施設は災害時における緊急物資等の海上輸送拠点となる耐震強化岸壁とそれに接続する臨港道路を港湾計画に位置づけております。その他の導入機能などは、既存建物の取扱いも含めて今後検討委員会での議論、市民の皆様の御意見等を伺いながら検討してまいります。
◆みわ智恵美委員 今出ました都心臨海部再生マスタープランに山下ふ頭再開発は縛られますか。
◎新保山下ふ頭再開発調整室長 都心臨海部再生マスタープランは、地元の代表者や有識者などから構成される委員会を設置し、市民意見募集を行った上で策定した計画です。この計画を基本に新たな事業計画の策定を進めていきます。今後、社会情勢や経済動向を踏まえ検討委員会における議論や市民の皆様、民間事業者の方々に御意見を伺っていく中で状況に応じて計画の見直しを検討していく必要があると考えています。
◆みわ智恵美委員 緩やかで大きな枠組みだと分かりました。そこで、再開発に当たっての市民との協働についての姿勢を副市長に伺います。
◎平原副市長 再開発を進めるためには市民の皆様の御理解は不可欠ですし、市民の意見を伺いながら進めたいと思っておりますので、令和3年から5年にかけまして2回市民意見募集、あるいは意見交換会を実施しまして1万件を超える御意見をいただいております。今後、検討委員会の議論を本格的に進めていきますけれども、答申をいただいた後も横浜市で事業計画案を策定し、改めて市民意見募集、あるいは意見交換会を実施するというようなことも考えておりまして、市民意見を反映したまちづくりに取り組んでいきたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 日本共産党横浜市会議員団といたしましては再開発検討委員会の設置に当たって市民意見が反映されるよう何人かの市民委員を入れるように求めましたが、8月の記者発表では市民意見等を踏まえ山下ふ頭再開発検討委員会を設置し幅広い分野から検討いただくための学識者委員を決めたとあります。学識者委員はどのように選ばれたのでしょうか。
◎新保山下ふ頭再開発調整室長 学識者委員は、専門的知見をいただくため都市計画や経営や経済、イノベーション、観光や環境など幅広い分野の学識経験者の中から、経歴や実績に基づいて市で選定をさせていただきました。
◆みわ智恵美委員 市の中で選定された学識者委員が横浜経済を牽引するまちづくりを進めるため、まちづくりの方向性導入機能等について検討を行うとなっております。方向性がかなり限定的ではないでしょうか。検討委員会がウェブで公開されていて一定の透明性は確保されていると感じますが、IRカジノ誘致に当たっての市民説明会では市民の横浜市への様々な思いを直接聞く機会となったと思います。  そこで、学識者委員と市民との意見交換会を各地で実施すべきではないでしょうか、伺います。
◎新保山下ふ頭再開発調整室長 検討委員会の委員と市民の皆様が一堂に会する形での意見交換会は予定しておりませんが、委員会では、委員からありましたように傍聴に加えてインターネット配信を行い、各回それを視聴した皆様から御意見をいただくなど、委員会の検討に市民の声を反映できるよう進めていきたいと考えております。また、委員会の答申をいただき本市で事業計画案を策定した後も改めて市民の皆様の御意見や意見交換会を実施するなど市民の皆様に御理解いただけるようなまちづくりを推進していきたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 丁寧に取り組むという姿勢は見えますけれども、山下ふ頭は市民の財産、市民のものです。市民の意見には100年先の横浜を考えようという提案もありました。市民参加について、パブコメや意見を聞くというだけではなく、ぜひとも意見交換会に取り組んでいただくよう要望します。  次は、港で働く皆さんの安全安心についてです。  横浜港は現在24時間365日動いているでしょうか。
◎中野港湾局長 横浜港への入出港は24時間365日稼働しておりまして、岸壁等の港湾施設の使用許可についても行っております。埠頭内の荷役作業につきましては元旦を除いて実施されております。
◆みわ智恵美委員 では、港で働く皆さんの勤務実態に合うバスの運行など、港湾局は動かれているのでしょうか。
◎中野港湾局長 埠頭で働く方々の御意見を伺いながら交通局と連携をいたしまして通勤環境の改善に取り組んでおります。具体的には平成30年度に大黒ふ頭で最終バスの運行時刻の延長、令和元年度には本牧ふ頭D1コンテナターミナル供用に併せまして管理棟へ乗り入れるバス路線の拡充、令和3年度には本牧ふ頭で夕方の通勤時間帯に合わせたダイヤ改正とともに大黒ふ頭行きの延長の長いバス路線に観光バスタイプの車両を導入、令和4年度にロジスティクス拠点の形成が進む本牧ふ頭A突堤へ新規路線を開設しております。
◆みわ智恵美委員 大変御努力していただいていることもよく分かりました。  スライドを御覧ください。(資料を表示)リニューアルされた埠頭内のトイレです。  こちらもそうです。  埠頭の中で働いておられる皆さんからは改修がよくされてきたと喜びの声も届いておりますけれども、一方で、夜になると鍵がかかる使えない休憩所があると。これは使えるようにしてほしいという要望が出されております。夜間休日も利用できる休憩施設を今後増やしていく方向かどうか、伺います。
◎中野港湾局長 委員からトイレのお話もございましたが、実は最近まで埠頭内のトイレは男性専用であったり男女共用のトイレが数多くございました。埠頭で働く女性の方々の声や市会での御意見を踏まえまして、令和元年度に1か所、令和2年度18か所、令和3年度4か所、令和4年度2か所と合計25か所、ユニット方式も含めまして全ての埠頭に女性専用のトイレを整備いたしました。そして、先ほど御質問があった埠頭内で働く方々の夜間休日も利用できる休憩施設は各埠頭にございますけれども、実はトラックドライバーが休憩できる施設がないという状況でございまして、これは必要ではないかと考えております。
◆みわ智恵美委員 ぜひよろしくお願いいたします。  埠頭内の道路は道路交通法の対象外と聞いています。歩道の確保、交差点標示、速度規制など市としてはどう取り組んでおられるのでしょうか。
◎中野港湾局長 埠頭内の道路を計画、整備する際は、港湾法で定められた港湾施設の技術上の基準で準用する道路法による道路構造令が適用されまして、計画、整備のおのおのの段階で道路の構造や規制について神奈川県警察と道路交通法に準じた協議を行っております。埠頭内の道路はトレーラーなど大型車両が多いため速度規制、交差点処理、道路勾配、歩行者への安全確保等について一般道路より慎重な運用を図っております。
◆みわ智恵美委員 人員の配置も必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。  あと、消えた白線、道路の陥没など危険です。予算をつけて整備しているのか、伺います。
◎中野港湾局長 職員等によるパトロールや専門業者による定期的な点検により劣化状況を的確に把握して適宜補修を行っております。いろいろ御意見もいただくので、なるべく早く復旧できるようにしていきたいと思っております。また、道路の陥没につきましては、災害時の緊急輸送路を中心に定期的に電磁波探査を行いまして陥没を未然に防いでおります。港湾機能に支障が生じないよう限られた予算の中で施設ごとに安全性、重要度、利用状況などを踏まえまして優先順位をつけて補修等を実施しております。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いします。決算年度は供用開始も明らかでなく、横浜市中期4か年計画2022~2025にも明記されていない新本牧ふ頭の整備には、整備費と国庫負担金と明許繰越しと合わせると220億円出されております。一方で、24時間365日港を支える労働者の安全安心対策、2億円弱であまりに残念です。今優先度をつけてと言われましたけれども、安全安心で働きやすい環境確保には予算を増やして早急に取り組んでいただきたいと思います。安全安心の働きやすい環境整備への取組について改めて伺います。
◎中野港湾局長 男女問わず、それからトラックドライバーの方を含めて、埠頭で働く方々が安心して御利用しやすい環境を整えることは将来の横浜港を支える担い手の確保につながる重要な取組と考えております。そのため、利用者の声を伺いながら埠頭で働く全ての方々にとって使いやすい厚生施設としてコンビニ、休憩所、トイレ、十分な広さの駐車場を備えたいわゆるトラックステーションなどの検討を進めるとともに国に対しましてこういう整備に対する補助制度の要望も引き続き行ってまいります。
◆みわ智恵美委員 よろしくお願いいたします。  次に、平和で安全安心、環境に配慮した横浜港という問題で伺います。  横浜港には屋形船、米軍などいろいろ航行いたしますが、水域の航行ルール、入出港の管理は横浜市が行っていますか。
◎中野港湾局長 横浜港の港湾区域内における全ての船舶の航行ルールや入出港の管理は、港則法、それから海上衝突予防法などによりまして規定がされており、海上保安庁が所管をしております。入出港の届出は、港湾法に基づきまして本市が受理をしております。
◆みわ智恵美委員 港湾管理者として、例えば米軍横浜ノース・ドックにおいて有機フッ素化合物PFASを含む泡消火剤を使用した消火訓練などが実施され、泡消火剤の漏れ出し事案などが発生した場合、局はどう対応いたしますか。
◎中野港湾局長 海への汚濁物等の流出につきましては、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に基づきまして海上保安庁が、水質汚濁防止法に基づき環境創造局がおのおの所管をしております。汚濁物の流出等の事案が発生した場合は、海上保安庁、環境創造局、消防局、そして総務局の危機管理室と連携を図りながら、港湾局は船を持っているのですけれども、こちらの港湾局の港務艇による流出状況等の把握やオイルフェンスの設置による拡散防止等を行うことになっております。
◆みわ智恵美委員 それでは、PFASを含む泡消火剤使用の消防訓練、また、泡消火剤の漏れ出し事案などが横浜ノース・ドックで発生しているのかを把握されているのかどうか、伺います。
◎中野港湾局長 国からは本州に所在する全てのアメリカ陸軍施設におきまして、有機フッ素化合物PFASを含む泡消火剤は既にPFASを含まない代替品への交換が完了したという通知を受けております。また、瑞穂ふ頭、横浜ノース・ドック内のPFASを含む泡消火剤を使った消火訓練の実施及び海へのPFASを含む泡消火剤の流出についての情報は把握しておりません。
◆みわ智恵美委員 PFASは全国の米軍基地周辺でも大問題になっております。国連の残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約では、今局長が言われました製造も保有も使用も禁止されております。今後も厳格に取り組んでいただきたいと思います。確認されていないということですけれども、やはりそれは港湾管理者としてしっかりと管理をして見ていっていただきたいと思います。  改めて伺いますが、米軍横浜ノース・ドックへの入出港の情報は港湾管理者は把握していますか。
◎中野港湾局長 港湾局では、横浜港に入出港する船舶が航路や岸壁等の港湾施設を安全かつ効率的に利用できるよう、24時間365日船舶の着離岸や移動等の動静を把握しまして、海上保安庁や船舶の入出港を支援する水先人、タグボート会社等に伝達をしております。瑞穂ふ頭、横浜ノース・ドックに入出港する船舶についてもその一環で情報を把握しております。
◆みわ智恵美委員 米軍横浜ノース・ドックは米陸軍の物流拠点から突然戦場に直結する実働部隊が新設されました。横浜市には何の相談もありませんでした。平和でこそ港は栄えるの立場から、横浜港においては上屋とか埠頭を戦争のために貸し出さないでほしいと平和な横浜港を願う声が各地から上がっております。港湾管理者としての見解、副市長に求めます。
◎平原副市長 私ども横浜市といたしまして最も重要なことは、市民の皆様に不安を与えない、あるいは市民生活の安全安心を守っていくということだと思います。市民生活への影響が懸念される場合には、港湾局だけではなくて政策局、総務局等と連携しながら適切な対応を講じていきたいと考えております。
◆みわ智恵美委員 市長は、本市として最も重要なことは市民生活の安全と安心を守っていくことと述べておられます。横浜ノース・ドックの早期全面返還を求めることはもとより、地方自治体の市民を守る平和の軸をしっかりと握って、戦争には協力しない、この姿勢を明確にして横浜港の管理者として取り組んでいただくよう強く要望して、質問を終わります。  ありがとうございました。


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