横浜市では、図書館の在り方を調査・検討し、図書館ビジョン(仮称)の策定を進めています。素案は今年度後半には公表される見通しです。
党市議団として、6月9日に昨年再整備された神奈川県立図書館(西区、紅葉坂の上)を視察しました。県立図書館は、党県議団の提案もあって指定管理やPFIの危機を乗り越え、県直営として再整備された施設です。利用者もリニューアル当初から倍近くに増え、利用者満足度の高い図書館の一つとなっていまです。
視察を終えて、白井まさ子副団長は「図書館に行かなければ出会えない本に出会える、もっと本を読みたくなる。そう思える素敵な図書館だった。こういう図書館が身近なところにあったら横浜はもっと素敵な街になると思う。利用者の区別の割合は、当然ながら図書館の近くに住む住民が高くなっている。現状の一区一館制を見直して、子ども達と市民が気軽に行ける図書館を各区に増設していくことを、市政に求めていきたい」と述べました。
視察にあたって、下記の資料請求を行いました。
・再整備に至った経緯、考え方
・利用者状況(横浜市内各区ごとの図書カード登録者数)
・資料収集、収蔵状況(図書等の購入先も)
・職員配置状況
(正規、非正規、そのうち専任の司書・司書資格を有する人の数)
・運営費
調査への回答はこちらです。
図書館は、「無料利用原則」が70年近くにわたって続いている、最も利用者の多い公共施設のひとつです。
図書館は、市民のみなさんの読書、〝知りたい、調べたい〟を保障することが役割です。生活、生業、学業のためには、資料、情報は欠かせません。
日本共産党は、図書館を「生存権の文化的側面である学習権を保障する機関」と位置づけています。
身近な生活圏(中学校区単位)での整備を目指し、予算増額を国・自治体で求めています。
参考:日本共産党の図書館政策
参考:横浜市の新たな図書館像(図書館ビジョン(仮称))の策定について 2023年5月21日 市こ青教育常任委員会会議資料