2023年5月17日
日本共産党横浜市議団
団長 古谷やすひこ
4月実施の統一地方選挙で選出された議員による横浜市会の初めての議会、第2回定例会が本日から6月1日の日程で開催されます。
初日の本会議では、議長・副議長の選挙や常任委員会委員選任、県後期高齢者医療広域連合議員の選挙、市監査委員の選任などが行われました。
議長は所属議員数で最大会派の自民の清水富雄氏、副議長は2つの第二会派のうち公明の高橋正治氏が、全会一致で選出されました。
日本共産党横浜市議団は、市会の第一会派と第二会派から議長・副議長が選出されることは、民意の反映の一つと受け止めており、今回は対立候補を立てませんでした。
議員の監査委員の選出(2名)については反対しました。他都市では「監査委員の独立性及び専門性をより良く担保する観点から議員のうちから監査委員を選任しないこと」と決めている議会もあります。そもそも議員は行政のチェック・監視役としての使命があり、議員歳費とは別に月額92,000円の報酬を受領して引き受けるものとして適切ではないと考えます。引き続き監査委員の選任について根本から見直しを求めていきます。採決の結果、自民、公明、立憲、維新などの賛成多数で監査委員の選出が行われました。
監査委員とは…行政の公正・効率を図る見地から地方自治法に基づいて設置される執行機関で、横浜市の場合、識見を有する者3名、議員2名の計5名が選任されています。
参考:2017年に地方自治法が改正され監査委員制度について、これまでの議員からの選任の義務づけを廃止し、「議員のうちから監査委員を選任しないことができる」と見直しが行われています。
詳細は市会ホームページ、議案一覧(令和5年第2回定例会)をご覧ください。