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「教員の未配置問題」の早期解消を
かわじ議員、現年度議案に関する関連質問に登壇
2月7日、横浜市会では現年度議案関連質問が行われ、かわじ民夫議員(旭区選出)が登壇。「教員の未配置問題」等について、山中竹春市長・鯉渕信也教育長に質問しました。
教員の未配置問題についてかわじ議員は、学校現場では4月の始業式で教員が配置されない学級があったり、産休・育休等に関わった欠員でも補充できない事態が起きている。あってはならないと指摘。
その上で、教員の未配置問題を解決するには教員採用試験の募集人数を増やし、年度当初の定数欠員を解消することが必要だと提案。さらに、年度途中の産休・育休、長期療養休暇などの代替教員の速やかな確保へ、年度当初から市独自の教員を採用・確保することも必要と強調し、山中市長に見解を伺いました。
教員不足は全国的に深刻…山中市長答弁
山中市長は、「教員の人材不足は全国的に深刻な問題であり、本市の教員採用試験の状況においても平成26年時点で受験者が4738人5.2倍だったのが今年度は2632人2.7倍と半減をしている。特に年度途中の欠員の補充について対応に苦慮していると聞いている。教育委員会には、様々な手段を用いて未配置の解消に努めていただきたい」と答弁しました。
第二質問でかわじ議員が、未配置問題について解決策そのものが鮮明に示されなかった。そして、今議案になっている教育振興基本計画案では、
なぜこの重要な未配置の問題が取り上げられていないのかと教育長に問いました。
働き方改革を進めるともに採用をできるだけやっていく…鯉渕教育長答弁
鯉渕教育長は、「教員の未配置のことにつきましては、私も由々しい問題だと受け止め、最善の努力を今現在している。採用できる限りの採用もし、臨任非常勤の先生方をお願いするということも、できる限りの努力をしていく」と答弁。なぜ基本計画に未配置のことが示されていないのか、ということについては「働き方改革を進めるともに採用をできるだけやっていく、また児童支援専任の常勤化を進めていく、スクールサポートスタッフのような方々を、できるだけ配置していく。そうしたことで、解決をしていきたいと考えている」と応じるだけでした。