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まるで横浜港が軍港に?
海上自衛隊艦船の寄港許可に抗議します
海上自衛隊は、11月6日に相模湾で米、英、韓など海外海軍計13か国の艦船が参加する国際観艦式を開催します。
観艦式の開催前後に「フリートウィーク」と称する各種イベントが各地で実施されます。党市議団として11月2日に団長談話を発表しました。
横浜市内のイベントとして、山下ふ頭で護衛艦「あたご」輸送艦「くにさき」、新港ふ頭で潜水艦、護衛艦「しらぬい」がいずれも11月3日、5日に、大さん橋ふ頭では、護衛艦「いずも」が3日、護衛艦「くまの」が5日に一般公開されます。そして赤レンガパークで11月3日から5日までミニP3C機動展示、防衛医大チアダンス、海自ファッションショー等の自衛隊広報イベントが数多く予定されています。横浜港が軍港色に染まる3日間となってしまいます。
横浜市議団 あらき由美子団長談話を発表
武力で平和はつくれない!
「いずも」の一般公開では、9000人を見込んでいます。非日常を体験したいという市民の要求に応える形をとりながら、若者を自衛隊入隊へ誘い、
子どもたちをはじめ市民に戦争への抵抗感を薄めることになることを防衛省が期待していることは明白です。平和な商業港として発展している横浜港で、
自衛隊と艦船の戦闘能力を誇示する広報活動を行おうとするものです。こうしたイベントは戦争しないと誓った憲法9条をもつ日本では本来実施できないはずのものです。
自衛隊を巡っては、敵基地攻撃能力の保有、軍事費の国内総生産比2%化など「盾」から「矛」へとその役割を大きく変える動きが強まっています。ロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮のミサイル開発の加速化、中国の大幅な軍備増強など国民の平和や安全への高まる不安に乗じた世論誘導策については、警戒心と注意を怠ることができません。武力で平和はつくれません。
「横浜市国際平和の推進に関する条例」を尊重し厳格に守っていくべき
2018年6月15日横浜市議会は、「横浜市国際平和の推進に関する条例」を全会一致で成立させました。その第2条は「市は、国際平和の推進に関する施策を策定し、及び実施するものとする」、「市は、国際平和に関し市民の理解を深めるため、必要な啓発及び教育を行うものとする」と市の役割を定めています。横浜港湾管理者である山中市長が、自衛隊の横浜港使用を容認したこと自体、条例遵守の立場からの逸脱であり、つよく抗議するものです。