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中学校給食シンポジウムを開催
日本共産党横浜市会議員団は10日、横浜市中区で「横浜の中学校給食は『できたてをみんなで食べられるものに』シンポジウム」を開催。当日は83人が来場、ネット配信のリアルタイム視聴者は70人、11日16時現在は550回を越える再生数になっています。
北谷まり議員(保土ケ谷区)が司会・進行。白井まさ子副団長(港北区)が議会報告を行いました。
白井議員は8月に示された「中期計画」の素案に「中学校給食の利用を原則と」する、つまり全員制と書かれたことは「運動の成果」だと歓迎。一方でデリバリー方式(配達弁当)での提供が計画されているが、冷たくおいしくないとして大阪など全国でやめている方式だと指摘しました。
古谷やすひこ副団長の市議会での論戦の動画が上映され、「現在実施しているデリバリー方式は生徒や保護者が望んでいるか」などの問いに教育長は答えられませんでした。
全員ができたてを食べる中学校給食の実現を求める署名に取り組む3つの市民団体が活動報告をしました。
「子どもの貧困と中学校給食」…講演
子どもの貧困問題に詳しい阿部彩都立大教授が「子どもの貧困と中学校給食」をテーマに講演しました。阿部教授は、満腹になるだけではなく栄養価の高い食事を提供することの大切さを述べ、栄養格差を埋める給食の役割は大きく、格差がないように政策的に補っていく必要があると指摘。給食はコミュニケーションや楽しいことなど、学校をポジティブに捉えるうえで一番大きい場所。そういった意味で、楽しい給食を横浜では導入してほしいと思う。一人の母として、この頃コロナのために給食の時間に喋ることも許されていないといった状況もあり、本来の食事というのはそういったものではないと感じる。そういう面も含めて給食というのを見直していただきたいと結びました。
市民の声で市政動かそう!…あらき団長
あらき由美子団長は「市民の声が大きいほど議会で私たちも学校調理方式を強く求められる」と、14日までの市の「中期計画」素案へのパブリックコメント参加を呼びかけました。
当日のライブ配信では音声がうまく行かず大変申し訳ありませんでした。講師の講演を中心にした動画を再編集しました。ぜひご覧ください。
団ホームページ「動画」、もしくは右のQRコードからご視聴ください。よろしくお願いします。