教員1年目で自ら命を絶った悲しい出来事
2009年度決算特別委員会・教育委員会の審議で、白井まさ子議員が日本共産党を代表して新任教員が亡くなったことに関る教育委員会の対応について、質問しました。
2009年度の新任教員901人のうち16人がさまざまな理由で年度内に離職しました。白井議員は、そのうちの自ら命を絶ってしまった教員の両親から相談を受けました。両親によれば、死亡直前に行われた学校長との面談と死亡が関係しているのではないかと疑問に思い、調査して知らせてほしいと教育委員会に頼んだが、2か月たっても連絡がなく、教育長に依頼して年度末に調査委員会の設置が決まり、死亡後半年たってようやく調査が始まったということです。その報告書に、「亡くなったのは面談がきっかけとなったと推察される」とあり、面談との因果関係はないとしていた当初の教育委員会の説明とは違っています。
白井議員は、事故後教職員などの学校関係者への聞き取りなどもせずに、因果関係はないと両親に報告しており、両親が教育長に申し出るまで約半年間も調査委員会を設置しなかったことを批判し、「教育長から両親へこれまでの対応について謝罪すべき」と責任を追及しました。
教育長は、子どもや学級の状況、本人の性格なども含めてさまざまな要因がからんで事故になったもので、必ずしも校長にすべての責任があるとはとらえていないと答弁しました。
質問および答弁全文はこちらをごらんください。