6月15日、日本共産党横浜市議団は、神奈川・横浜の夜間中学を考える会と横浜市の来年度予算編成に向けて懇談し、要望を受け取りました。
神奈川・横浜の夜間中学を考える会からは、安田隆代表ら5人が出席し、党市議団からは、白井まさ子副団長、北谷まり、宇佐美さやか議員が出席しました。
同会からは昨年市長、教育長に提出されている要望とその回答について説明がありました。主な要望項目は下記の通りです。
①適正に改められた「夜間学級の設置目的」を教育現場に周知徹底を
教育委員会ホームページや夜間学級案内等の、「高校卒業の資格を与える」の不適切な言い回しは修正されたが広く学校・教育現場に周知徹底されていない。改善を。
②横浜市在住又は、在勤でもない人も市内中学校夜間学級に入学できるように
③夜間中学校の案内紙にある「既卒者受入」の記述は「個々の事情に応じて柔軟に判断することが望ましい」とした文科省通知に沿って改めること
④市内の義務教育未修了者の実態調査、夜間学級生徒のニーズの調査を
⑤2021年度の夜間学級の教職員配置は少なくとも6名以上の専任教員を確保すること
⑥日本語力が不十分な生徒のために「日本語特別クラス」の設置を
⑦夜間中学が学齢超過者の大切な進路先のひとつであることを、わかりやすく広く市民にPRすること
⑧随時入学受け入れを原則とし、少なくとも12月までは受け入れられるようにすること
⑨夜間学級の配当予算を抜本的に増額すること。使用できる教室を増やすこと
⑩夜間中学にも「就学援助」の適用すること
⑪中学校給食を夜間中学にも実施すること
⑫従来同様「全国の夜間中学研修会」に引き続き参加できるように配慮を
白井まさ子副団長は、「就学援助」も「中学校給食」も同じように夜間学級に受けられるようにするべきだと述べ、外形的な基準によらず個々の事情や、コロナ禍のような状況の中でもより、柔軟に判断や対応ができる仕組みづくりをしていきましょうと応えました。