市政ニュース
2019年12月19日

古谷 やすひこ議員(鶴見区選出)が教育委員の人事議案についての討論

討論に立つ古谷議員12月19日(木)横浜市議会は、第3回定例会の最終日の本会議で人事議案の採決に先立ち、日本共産党横浜市議団からは古谷 やすひこ議員(鶴見区選出)が登壇し、討論を行いました。賛成の立場で教育委員のあるべき姿について発言をしました。

教科書採択に学校現場の意向を反映する仕組み導入を
古谷議員は、そもそも教育委員の任命は、首長が自らの部下を任命する行為ではなく、かつての公選制に代わる地域住民の民意を反映するための任命であることを指摘してから、教育委員のあるべき姿について述べました。
教育委員会には3つの特性、首長からの独立性、合議制、住民による意思決定があり、特に3つ目の住民が専門的な行政官で構成される事務局を指揮監督する(レイマンコントロール)仕組みで広く地域住民の意向を反映した教育行政を実現するには、教育委員が、子どもや保護者、教職員、住民の悩みや願いを誠実に聞くことを積極的に行うことがどうしても必要になると指摘。

今、横浜市の教育行政は、教員の働き方改革の問題、教科書採択のプロセスの改善、中学校給食の未実施など課題・問題点をかかえています。横浜の公立中学校では、現場の評価が高くない育鵬社版の歴史公民教科書が使用されています。教科書採択の在り方について、最大の問題は、学校現場の意見を調査・集約しないことです。県内の多くで実施されている現場の教員と学校の意向を尊重する仕組みを横浜でもつくることを検討いただきたいと新教育委員予定者に要望しました。

質問と答弁の全文はこちらです。


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