高速環状南線整備では事業者側でなく住民の立場で調整役の責任を果たせ
河治民夫議員は道路局審査で、高速環状南線整備において、栄区庄戸地域で20年にわたって住民運動が起きていることを取り上げました。
道路計画地は、谷あいに30m弱の盛土を施した住宅地があり、地下水流動に伴う斜面崩落や地盤沈下の危険性が専門家から指摘され、武山活断層を震源とする地震発生の確率が高い場所だといわれています。地域の住民は、調査が十分でないと不安を訴え、車線数減少やシールド工法による神戸橋下越え案を提案しています。
河治議員は、計画地の危険性を問うとともに、住民の合意を得ることが事業を進めるカギだが、市は事業者側に立っていることを改め、住民の立場に立って、事業者との調整役を果たすべきだと主張しました。
道路局長は、庄戸地区の大部分が安定した硬い地盤だが、一部に盛土部分があり、施行に先立って事業者が地質調査を行い、必要に応じて補助工法を併用するなど、その場にふさわしい方法を採用すると聞いている、本市してはできる限り地元の不安解消のために事業者に対して必要な対策を講じるよう求めていくと答弁しました。
また、帷子川の河川改修事業について取り上げ、旧河川敷の安全対策や今宿橋・前山橋の車道拡幅・歩道の段差解消を求めました。
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