実態を無視した待機者算定や特養ホーム整備計画を改めよ
中島文雄議員は、健康福祉局の審査で、特別養護老人ホームの整備計画、障害者の「将来にわたるあんしん施策」、ホームレス支援事業について、質問しました。
中島議員は、先に行われた予算関連質問で、特養ホームの入所待ち数を要介護度3以上で自宅待機に限ってカウントしているのは実態に即さず、待機者を少なく算定するためだと指摘しました。中島議員は、3か月毎に新しい施設を探し回らなければならない老健等の入所者や、介護度が低くても一人暮らしや介護者の状況などで、入所を切望している人が多い現状を述べ、待機者数を限定するような考え方を改めるべきだと求めました。また、本市は毎年900床整備してきたにもかかわらず、待機者は減るどころか増えているというのに、2011年度から300床に減らすのは何の根拠もなく、整備計画での整備数は900床を維持すべきだと主張しました。
健康福祉局長は、十分な介護が受けられない在宅の方を入所の必要性緊急性が高い方ととらえ、そういう方が概ね1年以内に入所できるという整備水準として年間300床を設定したとの答弁を繰り返し、待機者数の考え方や整備計画を改める考えはない態度に固執しました。
質問と答弁については、こちらをごらんください。