問題多い歴史教科書の採択方法
横浜市決算特別委員会・教育委員会の審議で14日、白井正子議員は今年の夏に侵略戦争を美化する考えをもつ「新しい歴史教科書をつくる会」がつくった自由社が出版した中学校の歴史教科書を横浜市が採択した際の採択方法について問題があるとして、質問しました。
白井議員は、1.今回の教科書採択にあたって国が採択手続きの簡略化を認めた通知は新しく検定を通った教科書がない社会科以外の科目についてであり、社会科歴史は簡略化してはいけなかったのに簡略化した、2.8月4日の教科書採択時の教育委員会定例会で、7社の歴史教科書候補のうち4社については全く審議されなかった、3.採決方法を無記名投票としたのは各教育委員の態度を市民にオープンにせず責任ある態度ではない、などと問題点を指摘しました。
それに対して教育長は、教科書採択においては国の検定制度を合格した教科書を適切な対応で採択したと答弁し、教育委員長は円滑な採択事務のために無記名投票としたと答えました。
質問と答弁については、こちらをごらんください。