資源化センターで働く選別作業員の劣悪な作業環境と労働環境の改善は待ったなし
2016年度決算特別委員会の資源循環局審査で、宇佐美 さやか議員(神奈川区選出)が、缶・瓶・ペットボトルの選別施設における選別ライン作業員の労働環境・労働条件の改善について、特に害虫被害状況の把握、選別スペースのダクトの穴補修が遅れた理由、作業員負担軽減のためにも缶・瓶・ペットボトルの正しい出し方の周知徹底等について質問しました。
現在、横浜市内にある4か所の選別施設のうち緑資源選別センターと鶴見資源化センターを視察した宇佐美議員は、作業員から直接聞き取りした内容を基に、施設内のネズミ発生の頻度、実際にダニに噛まれた作業員のスライド、頭上からガラスの破片が落ちてくる現場のスライドなども使って改善を求めました。
また、市民のゴミ分別の不徹底が、選別作業現場での負担過多につながるので、飲料メーカーなどにも協力を呼びかけ市が主体となり、もっとわかりやすく、自然に市民の分別の意識や行動が高まるような施策を行うように主張しました。
尾仲資源循環局長は、「市としても労働環境をしっかりしていくことは重要なことだと思っておりますので、引き続き公社等とも話し合いながら進めていきたい」、「分別後の資源物のリサイクルの行方も、これから伝えていくPRのひとつのヒントかなと思っておりますので研究、検討していきたい」とそれぞれ答弁しました。