新MICE施設整備先にありきの事業計画を改めよ
2017年度予算特別委員会の文化観光局審査で、岩崎ひろし議員(戸塚区選出)が、みなとみらい20街区MICE施設整備事業にかかわる市道廃止、緊急輸送路の指定解除について質問しました。
横浜市は、みなとみらい20街区に新たなMICE施設を整備する計画をたてています。しかし、整備予定地には、震災時に様々な物資を輸送する緊急輸送道路、いわゆる港湾2号線が通っています。この港湾2号線は、第一次緊急輸送道路に指定された重要な道路ですが、不足するMICE事業用地に充てるために廃道とするものです。
岩崎議員は、まず、市の防災計画に指定されている重要な緊急輸送路の指定が解除されようとしている時に危機管理室が関与していないことは、本市の防災計画のうえで問題だと指摘。また、道路の廃止や緊急輸送路の指定解除が決定していないのに、既定方針の如く市民や報道機関に説明してきたことを取り上げ、本来の手続きやルールをないがしろにして、事業をひたすら推進しようというやり方は、極めて不適切だと批判しました。その上で、「新たなMICE施設の整備先にありき」のすすめ方は、根本的に改めるべきだと主張しました。
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