子育て応援として、団体の中学生のバス乗車料負担の軽減策を
あらき由美子議員(南区選出)は12日、2015年度決算特別委員会の交通局審査で、市バスの乗車料収入、バス乗務員の労働条件と給与、車両の更新、地域貢献型バスサービス、バス停設置について質問しました。
市営バスの乗車料金は、国の通達に従って中学生から大人料金が適用されています。
あらき議員は、中学生になると部活動の遠征などで交通機関を利用する機会が増え、交通費が保護者の家計負担を増大させていると指摘。市営地下鉄では学校長の事前申し込みがあれば25人以上の学生の団体は2割引という制度があり、市営バスでも工夫の余地はあると述べ、その検討を求めました。
加賀交通局長は、今後は事業運営の根幹となる乗車料収入の大幅な伸びが期待できない中、原資の確保も含め乗車券制度全体の中で検討すべき課題であると答えました。
また、市内のバス路線の終点や折り返し点で、トイレが22か所で未設置であるため早急に乗務員のトイレを確保すること、一般行政職員に比べて低いバス乗務員給料を是正すること、役所や病院等を結ぶ地域貢献型バスサービスを拡充することなどを求めました。
◎質問と答弁の全文はこちら「■交通局(あらき由美子)」をご覧ください。