2015年度決算特別委員会 障害の有無にかかわらず誰もが文化活動に参加できる横浜に
~文化観光局で北谷まり議員(保土ヶ谷区選出)が質問~
横浜市は、2014年に現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」にあわせて、障害者が参加する「パラトリエンナーレ」を初めて開催しました。これは、障害のある方々と様々な分野のプロフェッショナルや国際的に活躍するアーティストとの共同で新たな芸術表現を生み出すことを目指したものです。健康福祉局と文化観光局が共催し、約3か月の開催期間中10万人を超える来場者がありました。
北谷議員は、「障害のあるなしに関わらず、誰もが文化芸術活動に参加でき、安心して共生できる社会のために、がんばっていただきたい」と要望しました。また、横浜能楽堂で年1回行っている「バリアフリー能」が昨年バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者内閣府特命担当大臣表彰優良賞で受賞したことから、公演回数を増やし、他の芸術企画にもバリアフリー化を広げていくべきだと述べました。
文化観光局長は、2020年東京オリンピック・パラリンピックと同時に日本全国で多くの文化プログラムが展開されるが、パラトリエンナーレが日本を代表する文化プログラムとなるよう、誰もが共生することができる社会の実現に向けて取り組むと答えました。
◎北谷議員の質問と答弁は、こちら「文化観光局(北谷まり)」をご覧ください。
鶴見資源化センターの劣悪な労働環境を改善せよ 資源循環局で
~宇佐美さやか議員(神奈川区選出)が質問~
鶴見資源化センターは、市内から回収した缶・ビン・ペットボトルの資源化などを担う施設で、横浜市が公営財団法人横浜市資源循環公社に施設の管理・運営を委託し、さらに公社が横浜市資源リサイクル事業協同組合に缶・ビン・ペットボトルの選別作業などを委託しています。
宇佐美議員は、党市会議員団に労働者から寄せられた労働環境の改善要望を受け、現場に出向き、調査しました。
選別作業現場では、ネズミやゴキブリなどが出て、ダニに噛まれる被害も出ており、悪臭が漂い、ガラス片が散乱し、クロスが剥がれたままの壁が放置。この夏はエアコンが壊れたまま1か月放置。資源ごみの中に、ハト、カラスや犬の死骸、医療用の注射針や針灸院の針などの異物が混入されていることもあるそうです。手作業で選別作業を行う作業員にとって、汚く危険な環境であることが分かりました。
宇佐美議員は、横浜市が責任を持って作業現場の環境改善に努めるべきであるとともに、市民に対して分別ルールの啓発、回収業者への回収ルールの徹底を行うよう、求めました。
資源循環局長は、害虫被害の発生や作業環境を調査し、公社と話し合いながら指導、調整していく、分別の大切さを市民に伝えていくと述べました。
◎宇佐美議員の質問と答弁は、こちら「資源循環局(宇佐美さやか)」をご覧ください。
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「こんにちは横浜市議団です」2016.10.12号(PDF版)