時代逆行する上郷開発を許可するな
2015年度決算特別委員会で6日に行われた建築局審査で、岩崎ひろし議員(戸塚区選出)は、栄区上郷の開発、建築基準法違反が認定された都筑区マンション問題、建築にかかわるトラブルや住民相談への行政の対応について、質問しました。
上郷の開発は、貴重な動植物の宝庫や古代遺跡のある栄区の上郷猿田地区を開発しようとするものです。
岩崎議員は、この開発は国の国土利用計画が市街化の抑制や市街地の縮少を打ち出し、横浜市ではみどりアップ計画が推進されているなかで、樹林地を横浜スタジアム約10個分も切り開くもので、極めて異常だと指摘。2025年には超高齢化社会を迎えることからも、新しい市街地が必要となるとは想定できず、上郷猿田地区は、今さら大規模開発するところではないと主張しました。
その上で、今年11月8日に予定されている上郷猿田地区都市計画市素案説明会について、説明会の周知と内容などを市民に分かやすく伝えるよう工夫し、参加者が発言できずに終わることがないよう複数回開くべきだと主張しました。さらに、都市計画審議会では、市民の意見を真摯に受け止め、原点に立ち返って審査するよう求めました。
坂和建築局長は、説明会については、説明会の主旨や専門的な都市計画の内容をスライド等でなるべく分かりやすく説明すると答え、都市計画の決定にあたっては審議会の審議結果をしっかり尊重したいと答えました。
◎質問と答弁の全文はこちら「■建築局(岩崎ひろし)」をご覧ください。