新たなMICE施設計画は見直しを
文化観光局審査で、みわ智恵美民夫議員は、区民文化センター、新たなMICE施設整備、観光客増加に向けた取り組みについて、質問しました。
みなとみらい21地区の20街区に、新たなMICE施設整備計画が進められています。総事業費は、土地代、施設建設および維持・管理費などで、524億円です。
みわ議員は、500億を超える巨額の事業の入札に1グループしか応じなかったこと、落札報告書によると落札事業者の全体の評価点は加点方式とはいえ100点満点で52.93点であったこと、景観およびデザイン計画が0点であったことなどから、「こんな低評価で問題ないのか」とただしました。
この計画では、発災時に緊急物資輸送用の耐震強化岸壁として整備された耐震バースからの輸送を担う第一次緊急輸送道路である道路を廃道にすることになっています。さらに、地域住民から景観、防災および災害時対応に問題があるという声があがっています。
これらのことから、みわ議員は、「まちの主人公である住民の声にしっかりと耳を傾けることとあわせて、巨額の税金を投資することになる新たなMICE施設整備については見直しを厳しく求める」と主張しました。
文化観光局長は、みわ議員が指摘したことも踏まえて、「横浜らしい景観を残しながら、かつその緊急輸送路を何らかのかたちで確保できるような不安のないようなかたちにしていきたい」と答えました。
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