横浜にも日本にもカジノはいらない!
日本共産党横浜市議団は22日、「横浜にカジノはいらない!カジノ解禁と横浜誘致について考えるシンポジウム」をかながわ労働プラザ(横浜市中区)で開催しました。あらき由美子市会議員が司会を行いました。
まず、古谷やすひこ市会議員が、「誰が横浜にカジノを誘致しようとしているのか?」と題して、カジノ誘致に非常に熱心な林市長と、市長にカジノ誘致を執拗にけしかける横浜自民党の姿を報告しました。
精神科医の野末浩之氏は、「医師からみたギャンブル依存症の実態」と題して、パチンコ・スロットを中心に536万人と推測されるギャンブル依存症患者やその家族の実態、依存症に対する対策の遅れについて、報告しました。
弁護士で全国カジノ賭博場設置反対協議会事務局長の吉田哲也氏は、「多重債務問題に取り組む弁護士から見たカジノ解禁推進法案の問題点」と題して、そもそもカジノはなぜ法的に禁止されているのか、暴力団の関与や風俗環境の悪化、青少年健全育成への悪影響など、カジノの弊害について、報告しました。
静岡大学人文社会科学部教授の鳥畑与一氏は、「IR型カジノは、経済成長と観光の決め手とはならない!不幸をまき散らすビジネスだ!」と題して講演。アメリカを訪れ、目の当たりにした破綻したカジノタウンの実態を報告するとともに、IR型カジノの問題点、カジノの経済的影響等について、話しました。
閉会のあいさつで大貫憲夫団長は、横浜にも日本にもカジノはいらないということを広く市民に広げ、誘致しないために全力を尽くしていきたいと述べました。
参加者からは、「各分野からの多面的な話が出されてよかった」「カジノ、賭博場の経済的社会的マイナスがよくわかった」「カジノの害悪と深刻さを市民に広く知らせていく必要がある」などの感想が寄せられました。
当日配布した資料はこちら「カジノシンポ資料集」をご覧ください。
カジノシンポのフル動画は次をご覧ください。
1.「カジノ誘致に超熱心な林市長と横浜の自民党」横浜市会議員 古谷やすひこ
2.「医師からみたギャンブル依存症の実態」精神科医 野末 浩之氏
3.「多重債務問題に取り組む弁護士から見たカジノ解禁推進法案の問題点」弁護士、全国カジノ賭博場設置反対協議会事務局長 吉田 哲也氏
(講演)「IR型カジノは、経済成長と観光の決め手とはならない!不幸をまき散らすビジネスだ!」静岡大学人文社会科学部教授 鳥畑 与一