観光旅行の色合い強い海外視察
4年間で、自・民・みんな・結ぶ会ら43人
横浜市議会では、観光旅行の色合いの強い海外視察が横行しています。2011年から今年までの4年間で43人の市会議員が参加しています。会派別の内訳は、自民23人、民主15人中14人、みんな5人(現所属・横浜の未来を結ぶ会4人、みんな1人)、無所属クラブ1人。日本共産党は不参加です。
武家の古都・鎌倉の世界遺産登録運動に横浜市域の切通し等が含まれているとして、イタリアでの歴史的建造物保存対策を調査するとした自民党5名の実質8日間の海外視察、これはひどいものです(下表参照)。5日間かけてナポリからシチリアの世界遺産を次々見学、残り3日間は凱旋門、バチカン美術館、トレビの泉などローマ市内の観光スポットめぐりがほとんどです。これらの観光名所は、横浜市政とどういう関係があるのでしょうか。結果として世界遺産の指定はありませんでした。
その他の視察も似たようなものです。
横浜市議会の海外視察費は、1期4年間で1人120万円。税金を使った「成果」をどう市民に説明するのでしょうか。
日本共産党は、特別枠の「海外視察費」をなくし、必要な海外視察ならば1人月額55万円の政務活動費を使って行うべきだと主張しています。
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「こんにちは横浜市議団です」2014年10月29日(PDF版)