「こんにちは横浜市議団です」５．２１号　｜発行物

横浜市第2回定例議会開催中　あらき由美子議員が議案関連質問
横浜環状北西線・北線は東京五輪に不可欠？

　横浜市第２回定例議会が今月13日から来月３日までの日程で開催中です。16日には議案関連質問が行われ、日本共産党を代表してあらき由美子議員が質問しました。

30年前の高速道路計画は見直す時期
林文子市長は昨年の議会で、自民党議員の質問に対して「オリンピック・パラリンピックで横浜を訪れる多くの方々をおもてなしするためには、横浜環状道路の北線と北西線は欠かせません」と答えています。
あらき議員は、東京オリンピックと横浜市との関係は現時点では何も決まっていないのに、横浜環状道路を「不可欠」とした根拠の説明を求めました。また、道路局では東京オリンピックまでの完成は難しいと話しており、市長答弁と矛盾しているが、どちらが市の方針なのか、質しました。
病気療養中の林文子市長に代わって答弁に立った渡辺巧教副市長は、横浜環状北西線と北線は、東名高速道路と横浜臨海部を直接連絡し、横浜港の国際競争力の強化や市民生活の利便性の向上、防災力の強化など大きな整備効果が期待される重要な路線だと説明。東京オリンピックを契機に横浜の魅力を伝えるためにも、完成予定の前倒しに向けて取り組んでいきたいと答えました。
あらき議員は、高速横浜環状道路の建設計画は30年前の右肩上がりの経済成長を前提にしたもので、生活様式や人口なども大きく変化していることから、「事業を根本的に見直す時期がきている」と主張しました。

山下ふ頭をカジノを含む集客施設に？
山下ふ頭の再開発に関する基本計画検討委員会設置議案については、山下ふ頭から港湾機能をなくして集客施設にしようとしていることに関して質問。あらき議員は、これらの計画変更については港湾関係者の合意を得ているのか、集客施設としてカジノを考えているのか、質問しました。
渡辺副市長は、地元権利者や関係事業者の理解・ご協力を得るよう話し合いを進めていきたい、現時点で施設を特定しているものではなく、今後事業性も含め、幅広く検討していくと答えました。

財政条例は値上げは前提とせず
自民党と公明党が提案した「将来にわたる責任ある財政運営の推進に関する条例の制定」について、あらき議員は市民が受ける公共サービスの引き下げと使用料等の値上げを前提として検討することを考えているのかと質問。
自民党の草間剛議員は、「値上げというのは想定しておりません」と答えました。

あらき議員の質問と答弁についてはこちらをご覧ください。

第２回定例会のお知らせ

（議員名は日本共産党横浜市議団の発言予定者）
５月23日(金)午前10時　　本会議：一般質問（古谷やすひこ議員）
５月26日(月)～29日(木)　常任委員会：議案等審査
６月３日(火)午後２時　　本会議：議案議決（討論：白井まさ子議員）
みなさまの傍聴をお待ちしております！インターネット中継もどうぞ！

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「こんにちは横浜市議団です」2014年５月14日（PDF版）