災害時に備えて地下鉄に車掌の配置を
決算特別委員会交通局の審査で、日本共産党の白井まさ子議員は、地下鉄での災害時緊急対応について、質問しました。
白井議員は、地下鉄について、地震、津波、落雷などの災害時に、現在のワンマン運転では乗客の立場からするとたいへん不安あるため、車掌を配置して避難誘導体制の向上を図るべきではないかと質しました。
総務部長は、現在の運行規模のもとで車掌を配置した場合、車掌等職員約170名、人件費約15億円が必要となると説明。白井議員は、乗客の安全確保を考えれば必要な人員と額であり、市民の理解は得られると述べました。それに対して交通局長は、非常時に適切な対応ができるよう職員に対して繰り返し教育訓練・研修等を実施しており、安全対策に万全を期しており、ワンマン運転を継続していきたいと答弁しました。
白井議員は、「列車の中には運転手ひとり」であり、「線路伝いに駅まで歩く場合には、高電圧に接触することがないか、どれくらい明るいのか、たいへん気になる」と危険性について述べました。さらに、地下26メートルの高島町駅で地上まで出るには8階建てのビルを歩いて登るのに相当するとして、「災害緊急時に全員無事に避難するためには、職員の誘導が決定的になる。ぜひ車掌の配置を検討いただきたい」と要求しました。
◎白井議員の質問と答弁はこちらをご覧ください。