必要なことが書かれていないリーフレット「放射線等について学ぼう!」
大貫議員:共産党の大貫です。私は、放射線教育と放射線副読本について質問させていただきます。
新年度から文科省が作った副読本を使うというふうにきいているんですけども、あれは各教育委員会だとか学校が使うか使わないかは自由だというふうになっているんだけども、横浜市で使う理由、今回取り上げる、それを使って取り上げる理由、それをお聞きしたいと思います。
山田教育長:今般、文科省の方から、副読本が作成を、発行をされまして、各学校に、基本的に重要な問題ですから、一律に継続的に放射線に関する基礎的な知識を教育する必要がございますので、これについては使用していきたいというふうに考えてございます。
大貫議員:特段、文科省のものじゃなくてもいいわけでしょ。で、あえてなぜ文科省の副読本を使うようになるっていうことについては、ちょっとはっきり理由がわからないんですけども。
山田教育長:基本的ないわゆる科学的知見をたくさん有されている専門家あるいは経験を有されている方等々が編集をされて、それについて専門の学会等で監修をされて、それで文科省が発行したものでございますんで、我々はそれを信じて教育に使っていきたいと考えております。
大貫議員:副読本の費用っていうのはどういうふうになっているんですか。
山田教育長:これは使用する部数を文科省の方に注文することになってございますので、特段これに関する経費というものは予定してございません。
大貫議員:タダより高いものはないっていうに私、思うんですよ。文科省、やっぱり何かわざわざ費用を負担するっていうことについては、文科省のこれを使ってほしいっていう何か思惑があるんじゃないでしょうかね、いかがですか。
山田教育長:子どもにしっかりと放射線教育を行っていただきたいというふうな趣旨だというふうに考えております。
大貫議員:この間、本市では12月からすでにこのリーフレットですね、これ使って、放射線教育始めてますよね。これについて、このリーフレットを使う授業は、どういう趣旨で、なぜ早くやらなきゃいけなかったのか、そこも含めてちょっと説明していただけますか。
山田教育長:もともと新しい学習指導要領等々では教育をすることになってございますけれども、今般の福島での原発の事故を受けて、なるべく早く子どもに対して基本的なその知識を教育する必要があるっていうことで、文科省が示された副読本を要約をしてリーフレットにしたものでございます。
大貫議員:これ、私も見させていただいたんですけどね、中身は確かに限られていますから、すべて載っているわけではないけれども、うそは書いてないと思うんだけどね、非常に不正確なんだね。同時に、この知らせるべきことも知らせていないというような感じがしてならないんですけども、これで事足りているというふうに思われますか。
山田教育長:要約版でございますから、すべて正確にくわしく書いてあるわけではございませんけれども、要点を要約して、それについてスライドのCDも用意して、それで各学校に周知をしているところでございます。内容については、やはり専門家がまとめられたものでございますので、客観的な内容だというふうに考えております。
大貫議員:中身見てみますとね、今度の原発で拡散したとか放射された放射能のことについては載っていないんですよね、明確には。ただしその半面、自然界のことについては、有益だ有益だって載っているんですよ。これを見ると誤解を生じるふうになっちゃうんじゃないかと。子どもたちはこれ本当に誤解しちゃって、この放射線に対する意識が、安全なものじゃないかというふうに思ってしまうんじゃないかという危惧はあるんですけども、いかがでしょうか。
山田教育長:先ほど申し上げましたけども、この副読本の目的は、ここに書いてございますけども、放射線について基礎的な理解を深めることといたしております。で、その上で科学的知見あるいは経験のある専門家が著書、著作、編集をして、放射線に関する学会が監修し、文科省が発行したといったようなものでございます。この中身は、先ほど申し上げましたように、基礎的な知識を深めるといったことが第一でございますので、福島の原発の事故を教えるといったことは当然書いてございますけれども、それを目的としたものではございませんので、ただその中には、福島の第1原子力発電所で事故が起こったこと、あるいはたくさん放射線を受けるとやけど等あるいは癌になる病気になったりすることが確認をされているといったことも、当然記述をされております。
大貫議員:その記述の仕方が非常に少ないんですね。しかも曖昧模糊という状況だと私は思っているんです。このパンフレット、リーフレットですね、リーフレットについては、わが団として昨年、これは本当に誤解を生じてしまって、地域に放射線については地域の身の回りにあるから、安心だというふうなこと、誤解を生じてしまうから、使うのよしなさいよというふうに申し入れたんですよね。これはその結果実は12月から3月までやられているわけでしょ。この結果、子どもたちがとういうようなこれを授業を受けて、その感じているかっていうのは非常に私、心配だったんですけどね。この間、いろんなところで機会あるごとに、このいろいろ意見聞いてみました。
これ、いま小学校3年生の男の子の、このリーフレットに関するドリルみたいになっているんですけどね、感想が書いてあります。この感想は、本当に子どもたちっていうのはまさに純真ですから、勉強したことをそのままきちっと反映と思うんですよ。書いてあるのは、「ぼくは、花にも放射線があるのをはじめて知りました」と、こう書いてあるんですね。私はこれを見て、このほかにもほんと、いろいろ聞いた時、全く同じように、放射線ていうのは身の回りにあって、あまり心配しなくていいんだと、こういうふうに思っている子どもたちがいっぱいいるんですよ。それで、しかも、これ二重丸、花丸ついているんです。花丸ついてくると、このことについて先生はそうだということで、子どもたちが二重三重にこの放射線の問題について、刷り込まれていくような気がしてならないんだけども、その点についてどうですか。こういう批判についてはどう答えますか。
山田教育長:私もリーフレットあるいはその読本はすべて読みました。読んだ中で感じたことは、中身についてひとつひとつ申し上げるときりがないんですけども、いろいろな方面からその危険性ですとかその安全性ですとかあるいはその放射線そのものに対するその基礎的な知識ですとか、比較的客観的に書いてあるというふうに感じております。
大貫議員:非常にそこの点について改めなきゃいけないところがいっぱいあると思うんですね。
もうひとつ、12月からリーフレットでやりましたよね。で、今度は新しく新年度から今度は読本を使ってやりますよね。これはコピーですけど、やりますよね。中身、同じですか。
山田教育長:基本的にその副読本を要約したものがリーフレットでございます。
大貫議員:そうすると、12月から1回勉強して、その中身要約したものをまた今度はさらに同じ内容で4月から進めていくというこの理由があるんでしょうかね。むしろ、このリーフレットやったあと、さらに問題点なり、当然縮小版したわけだから、その他にも教えなきゃいけない、知ってほしいこといっぱいあるわけですから、なにも読本使わないで、別個に教育委員会として作ってやる方法もあったんじゃないですか。
山田教育長:放射線の教育は一回こっきりで終わっていいというものではございませんので、継続的計画的にやっていく必要があるというふうに考えております。従って、新しい新入生も入ってまいりますし、当然小中新しい新入生もおりますので、それに向けてきちっと教育をしていく必要があるかと思っております。
基本的な科学的な知見あるいは経験に優れた専門家の方が編集・著作をされておりますので、横浜市で独自にそういった副読本を作る必要はないというふうに考えています。
原子力安全神話の旧副読本「わくわく原子力ランド」は誰が作ったのか
大貫議員:副読本の話なんですが、今回この放射線に係る前に文科省は別に作りましたよね。「わくわく原子力ランド」。これはどうして途中でやめちゃったんですか。
山田教育長:この先生いまおっしゃられた「わくわく原子力ランド」ですか、これは本市としてはその資料を使って原子力エネルギーについて一律に学習を進めておりませんでしたので、現在、資料もございません。内容も詳細には存じてございません。
大貫議員:文科省の方で取りやめましたよね、使うの。文科省でやめたんですよ。なぜやめたっていうふうに聞いていますか。
山田教育長:いま申し上げましたように、それは文科省の方で大臣の記者会見によりますと、今回のその原子力、福島での事故を受けて、今回の事態から合致してない記述もあるというふうなことで、それを使われなくなったというふうな会見の内容でしか、私どもは承知いたしておりません。
大貫議員:その合致しなくなった内容っていうのは、これは記者会見でも言ってますけど、何が合致しなかったんですか。
山田教育長:先ほど申し上げましたように、私どもいま手元に資料持ってございませんので、すでにネット上からもダウンロードできないようになっておりますので、たとえば原発、たとえば新聞報道等によると、原発から放射性物質は漏れることはないとか、正確な表現ちょっとわかりませんけども、そういったようなことが今回の事故を受けて、事態と合わなくなったというふうなことで、今回使わなくなったというふうに、私は承知をしていたしております。
大貫議員:まさに、安全神話、原子力安全神話の問題で大問題だということで取り上げられなくなったんですよね。それはもうご存じだと思うんですよ。この「わくわくランド」を作ったところはどこですか。委託したところはどこですか。
山田教育長:いまそれ手元に横浜市として教育委員会として、それを全市的に副読本として用意したものではございませんので、それはどこが委託先かっていうのは承知をしていたしておりません。
大貫議員:みなさんの中で知っていらっしゃる方いらっしゃいますか。誰もいないなんてのはおかしいんじゃないですか。文科省が作っているのにね。私だって、これネットで調べりゃすぐでてきているわけだけれども。これはまさに例の原子力、財団法人財団日本原子力文化振興財団ですよ。その作った内容がやっぱり合わなかったと、こういうふうに言っているんですね。だからやめましたと。今回の放射線、先ほどからも知見にある人に頼んだ頼んだっておっしゃってるけども、今回の読本はどこに委託していますか。
山田教育長:いまこれ読本のコピーでございますけども、著作編集は放射線等に関する副読本作成委員会でございます。委員長は東北大学の名誉教授でございます。監修は4団体ほどございますが、いずれもその専門の学会でございます。発行は文科省でございます。
「わくわくランド」と同じ財団がつくった副読本でいいのか
大貫議員:あのね、これはやっぱり先ほどいった日本財団法人の財団法人日本原子力文化振興財団なんですね。これ、中川文科省大臣がいっているわけですね、そういうふうにね。それはちょっとまずかったよと、委託はまずかったんだと、こういうふうに言っているんですよ。そのまずかったところに委託した読本ですからね、中身についてことが知れているんですが、先ほど言ったこの中身はまさにその同じ委託されたわくわくランドと同じ原発神話によって作られたその財団によって監修され、作られた、委託されたっていうことになっている以上、中身同じように考えるのがこれ当然じゃないですか。
山田教育長:原子力わくわくランドですか、その資料は、福島の原発の事故が起きる前、平成22年の2月、平成22年に作られたものでございますので、それ以後今回の福島での事故を受けて、要するに想定した事態以外の状態の事実が出てきたということを踏まえて、事態と合わなくなった、合致しなくなったというふうに大臣はお話をされているようでございますけれども、現在出来ておりますのは、今回の原発の事故を受けたあとで、放射線教育の資料として用意されてございますので、以前作ったわくわくランド、原子力わくわくランドとは記述が異なっているといいますか、同じような視点で書かれているものだとは思っておりません。
大貫議員:ネットで調べましたら、ないって言ったけど出てきますよ。僕だって出てきたんだから。
それで、このページ見てみますとね、まさにこの中身は、39頁の前の「わくわく原子力ランド」の「放射線とは」っていう中身このままですよ。このままが、新しくなった読本をさらに有益だ有益だって書いてあるのはこっちなんですよ。そうなると、この中身全くこの、いま中身違うっていったけど、中身同じじゃない、同じなんですよ。だから、そうすると、先ほど言ったように、一番最初におっしゃってましたよね。やっぱりこの原発の問題で、そういうのが出てきたと。だから、原発の問題後に出てきたその中身と全く同じ中身で作られたものですから、これはやっぱりやめるべきじゃないですか。
山田教育長:放射線の定義ですとかそういったものは同じだろうというふうに思いますけれども、中の記述の中身は以前作られたものと、私ども文科省のホームページからそれはもうダウンロードできなくなっておりますので、手に入らないんですけども、基本的なその事実関係自体、それが時間軸の中で動いてきたものですから、定義とかそういったものは同じだろうと思いますけれども、中に記述の中身は当然今回の福島の原発を踏まえた上での記述というふうにされているというふうに考えております。
大貫議員:これ、わくわくランドのこの漫画なんですね。この身のまわりにある絵としてイラストがあるんですよ。このわくわくランドのイラストですね、この、いまこれはわくわくランドですね、こっちがまさに今度新しい内容なんですね。全く同じなんですよ。それから、放射線どう通るかっていうこともこれも全く同じなんですね。これ、私ちょっとつくってみましたけども、こういうふうに見ると、全く同じ中身ですね。これちょっとまとめました。これが、中学生用の新しい読本ですよ。こっちはわくわくランドの中身。全く、著述も全く同じですよ。そういうもんで作られたんです、これいかがですか。
山田教育長:これは専門家が何をどういうふうに記述するかっていうのは、私どもよりもはるかに知識、経験が豊富な方が書かれているものでございますので、そのことについてどうこう私の方でいま論評することは適当でないというふうには考えております。
放射線は子どもに影響しやすいこと書いてない
大貫議員:そうじゃないでしょ。さっき違う、中身違いますっていったじゃないですか。中身同じじゃないですか。その中身について、ちょっと私やっぱり心配なことあるんですね。この読本については、放射線に対して子どもたちに影響しやすいこと書いてありませんね。いかがでしょうか。
山田教育長:先ほど著作、編集とか監修とか申し上げましたけれども、そこへ写真の提供ですとか強力ですとか、そういったものの中に、先ほど先生の方でおっしゃられた独立行政法人の日本原子力開発機構ですか、こちらも名前として入っておりますので、データそのものとかあるいはその漫画か写真かちょっとわかりませんけども、それを同じものを使われている可能性はありますね。
大貫議員:違ったデータ出さないで下さいよ。文部大臣が言っているんですよ。記者会見で。それで、日本財団に、さっきいったように名前は、原子力文化振興財団ですよ、違うんですよ。それはそれでいいです。先いって、先ほどの質問。答えてくださいよ。
山田教育長:先ほどから繰り返しになりますけども、基本的に福島の原発が起こった後と前では内容が同じとか違うとか、表現の仕方は別にして、あろうかと思いますけれども、いわゆる事実認識を踏まえて、どういう視点で書かれたかっていうのは、おそらく原子力わくわくランドと今回出された副読本っていうのは異なっているというふうに考えております。
大貫議員:(座ったまま)さっき質問したこと全然、違う質問したんですけど。向こう向いて聞いていなかったんですか。私も同じ時間使うんだから。いいですか。さっきいった。この読本については放射線について子どもたちの影響がしやすいことについて出てないんだけども、これどういうことだというふうに聞いたんです。
山田教育長:様々な放射線に関する影響っていうのはあろうかと思いますけれども、たとえば今回、子どもに対する教育の中での副読本の表現として、「ガンなどの病気はいろいろな原因が重なって起こることもあるため、放射線を受ける量はできるだけ少なくすることが大切です」といったような、放射線の危険を指摘する点にも触れておりまして、すべてが先生おっしゃられるように、そういった記述がないとか、あるいは不十分であるというふうな見方はいたしておりません。
大貫議員:不十分だったことは不十分だったですね。先ほど私言ったように、ふそくしていると。それで、先ほどリクエストがありましたからいうんですけども、12ページに「一度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた時に、放射線だけを原因としてガンなどの病気になったとういう明確な証拠はありません」といいきっているんですが、本当にこれいいですか。
山田教育長:要するに、そのエビデンスでいいますか、その根拠ですね、そういったものは、いまの科学の知識の中で、何ミリシーベルト、何百ミリシーベルトによって、いろんな意味での実証されてないっていうことはまず前提としてございます。今回ここに書かれてございますのは、ちょっと読みあげさせてもらいます。「これまでの研究や調査では、たくさんの放射線を受けると、やけどを負ったりガンなどの病気になったりしたことが確認されていますが、一度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた場合、放射線だけを原因としてガンなどの病気になったとういう明確な証拠はありません。しかし、ガンなどの病気はいろいろな原因が重なって起こることもあるため、放射線を受ける量はできるだけ少なくすることが大切です」いったことで、要するに一面的な表現、見方をしているといったことは承知をいたしておりません。
大貫議員:一番最初のただし書き的にいったのには、知見的にこれはっきりまだしてないんだということ、これ事実なんですよ。だから、こういうふうに言いきっちゃいけないんですね。
放射線の影響からの避難などは過去形でいいのか?
もうひとつ、時間がないから先いますけどね。はじめに、いいですか、はじめにですねこう書いてあるんですね。「放射線の影響を受けるため、この発電所の周りに住む方々が避難したり、東日本の一部の地域で水道水や食べ物などを飲んだり食べたりすることは一時的に止められたことがありました」と、過去形でいいんですか。
山田教育長:これは、昨年作られた副読本でございますけれども、避難はされておりますけれども、「東日本の一部の水道水や食べ物などを飲んだり食べたりすることは一時的に止められたことがありました」という過去形になっているんですけども、事態はいろいろな地域の指定みたいなもので動いていることもありますし、その帰村が許可された、帰町が許可されたみたいなこともでてきておりますので、この本が作られた時点で一部の部分についてそういった過去形で表現された部分もあったかというふうには考えております。
大貫議員:重大なことなんですよ。いま福島で苦しんでいる人がいっぱいいるんですよ。過去形、こんなこと、一番初めっていうのはこれ既刊の文書ですよ。既刊の文書で間違ったことを記述していること自体、問題あると思うんですけど、いかがですか。
山田教育長:このこと自身をすべてその過ちだというふうには考えておりません。ただその、いわゆるこの事実関係が、範囲の問題とか程度の問題として、その時間軸の中で動いてきているっていうのは承知をいたしております。
大貫議員:それは重大なことなんですよ。セシウムの半減期、何年ですか。
山田教育長:セシウム134は半減期1年ないし2年、3年ですか。137は、およそ30年だっていうふうにいわれております。
大貫議員:ストロンチウム90は29年ですよ。現にいま動いて、過去形じゃないんですよ。これ見るとみんな過去形ですよ。これ、一番大事なことで、いま苦しんでいる人に対してどうするかっていうことが、やっぱり記述される。これが根幹じゃないですか。そこが抜けているんじゃないですか。
山田教育長:放射線対策部の方でも昨年、ストロンチウムの問題について議論をして、事実を把握したことがございますけども、横浜市の市域において、特段問題となるような、今回の原発に関連してですよ、関連して異常値が出たという承知はいたしておりません。
大貫議員:横浜市の問題じゃない、読本そのもののこと言っているんです。横浜市では通じて、福島は通じないっていう教科書あっていいんですか、副読本が。
山田教育長:ひとつひとつの事実を取り上げれば、それぞれ見方、見解があろうかと思いますけれども、我々は複数の専門家が科学的知見あるいは経験に基づいて作られた教科書を文科省の方で発行したといった内容について%