地域住民の声を聞いて投票区域の見直しを
かわじ議員:日本共産党のかわじです。どうぞよろしくお願いします。
それでは、投票区域の見直しについて伺います。
横浜市は636の投票区域があると聞いています。有権者は投票日に、決められた投票区域の投票所で投票をすることになっていますが、私の住む旭区中希望が丘の80歳を超す住民から、直接私に、投票所のことで相談を受けました。
家の前の道路が投票区域の境界線になっている。すぐ近くに隣の町内会の町内会館が投票所になっているが、自分は投票区域が違うため、遠い小学校へいかなければ投票できない。歳をとってきたにもういけない。棄権しようと思っている。ということなんです。
私はこの相談にはとても重要なことが含まれていると思いました。投票行為は有権者に付与された参政権の最も重要な権利行為の一つであり、できる限り有権者が投票しやすいように設定されるべきと思います。
そこで、投票区域の設定や設定区域の境界線においては、どのようなことを考慮しているのか、伺います。
深見選挙管理委員会事務局長:投票区域につきましては、有権者の数、面積、あるいは学校区域や自治会・町内会などの地域コミュニティの状況、あるいは投票所までのアクセス、地勢、これは坂があるとかそういったことですが、そういったものを考慮して、合わせて地域の方々のいろんなご意見をうかがいながら設定をしているところでございます。
ただ、先生ご指摘のように636か所ということで、地形や他に適切な施設がないなどの事情から、必ずしも投票区域内のすべての有権者にとって、同じように便利がいいということでは必ずしもないところがあろうかと思います。
かわじ議員:投票区域の設定には地域の意向を反映させるとのことですが、地域の意向はどのような方法で確認しているのか伺います。
深見選挙管理委員会事務局長:投票区域の設定あるいは見直しに関するご意見は、投票日当日あるいは選挙が行われた後に、有権者の方から直接ご意見をちょうだいすることもございますし、あるいは自治会や町内会の方を通していろんな意見をいただくこともあります。いろいろなわけですけれども、投票区域の見直しを検討していくにあたりましては、主に関係する自治会・町内会を通じて、その地域の方々のご意向を確認してまいりたいと、そういうふうにして、やってきております。
かわじ議員:地域の意向を確認する上で、自治会・町内会などの意向だけでは汲み取れない意見もあると思います。先ほど紹介させていただきましたが、私への相談は、単位自治会では表面化してない意見だと思います。
そこで、より多くの地域の意見を汲み取りながら、有権者がより投票に参加しやすい投票区域に見直し、検討していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
深見選挙管理委員会事務局長:私どもといたしましても、今後とも、地域の人口の増減の上限や、道路あるいは公共施設の新設の状況、新たなマンション建設など、地域の環境の変化について日ごろから情報収集に努めるとともに、先生ご指摘のように、地域の方々のご意見やご要望をお伺いしながら、投票区域の点検に努めてまいりたいというふうに考えております。
かわじ議員:はい、終わります。